バッカーノ! The Rolling Bootlegs 成田良悟

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs 作:成田良悟 イラスト:エナミカツミ (電撃文庫)
第9回電撃ゲーム大賞《金賞》受賞作。

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs ISBN : 4-8402-2278-9 発行年月 : 2003.2

1931年、禁酒法時代のNY。完成した不老不死の酒をめぐって、悪を企む錬金術師、カモッラ(マフィアと並んでイタリア三大犯罪組織の一つ)のファミリー、バカップル、マフィアの三兄弟、その他大勢を巻き込んで始まるBACCANO(大騒ぎ)! (ただし酒の正体を知っているのは約二名)運命の螺旋は静かに回り始めた。

読み終わった直後に思ったこと――「最後に正体が分かったアイツはどこで出てきた誰だ?」
コレが人物表を作るキッカケですかね。(笑) 一気に読まなかった私が悪いんですごめんなさい……。
構成がすげぇ。多視点かつコレでもか、というくらい登場人物がいてとっちらかった物語が、複雑に絡み合って最後にはちゃんと一つに収まる。キャラ立ちも充分。私が忘れていたアノ人も、普通なら覚えているハズです。中でも特にすごいのがバカップル。テンションMAX、他の登場人物が綿密に立てた計画を無自覚でコナゴナにしていくこいつらが好きになれなければこの物語は楽しめないかもしれません。
そしてイラストはキレイで場面にもマッチしていますが、一ヶ所とんでもなくネタバレなイラストがあるので読む前に見ないようにご注意を。

余談。
P19のイラストを見て私とその場にいた友人が交わした会話。
私「エライなで肩やなぁ」
A 「メガネっていいよねー。」
B 「後ろのおねぇちゃんがカワイイ!」
……こんなに感想って違うものか。(笑)

他刊の感想
1931鈍行編 1931特急編 1932 2001 1933<上> 1933<下> 1934獄中編 1934娑婆編 1934完結編

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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