バッカーノ!  1931 特急編 The Grand Punk Railroad 成田良悟

バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad 作:成田良悟 イラスト:エナミカツミ(電撃文庫)

バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad ISBN : 4-8402-2459-5 発行年月 : 2003.9

何書いてもネタバレな気はしますが。レイルトレーサーの正体だの不死者が誰だの、そんなものはプロローグでどどんと明かされてしまいます。発売前にネットで不死者の正体が出回っててかなりあせったけど、面白さには全然ダメージがなかった。まぁ、ちょっと順番どおり知りたかったのも事実だけど。特急編のキモはネタばらしではなく、鈍行編の裏で繰り広げられるもうひとつの戦い。

絶妙にネタが隠されていたんだなぁ。珍しくはない手法だということですが、初めて読んだようなものなのですごく新鮮。かなり期待していたのにそれに違わず面白かったー。バカップルの人間ヨーヨーの真相なんか、すごいし。(ああ、言葉が見つからないー) 特急編読んでから鈍行編読むと謎の答えをほのめかしてる表現がいくつもあってまた楽しい。
一粒で二度おいしいとはこういうことをいうのかー。

ラッドだけじゃなく、それ以上にヴィーノさんはぶっ飛んでいて。まんまセカイ系なんだろうがとっても前向きで、成田流にするとこうなるかと思った。作業着のお姉さんもとてもキュートで。シャーネも幸せ掴んだろうし、ラッドも幸せだろう。不幸になる人がいないのもバッカーノのいいところだよなぁ。あ、無印のダラスは不幸? ……そうかも。でもさあ、同情の余地ないっしょ?(笑) ああ、そうそう、彼とマイザーの再会シーンもじーんときましたよ。

最後に一言いうのならまた騙された。それとバカップルにまたやられた。
これからもしあわせをふりまけバカップル!!

さて、私は鈍行特急を時系列順になるようにページ数をメモって完全版を作ったのですが、そのメモが消えた。どうしてくれよう。めっちゃ時間かかったのに(泣)

他刊の感想
無印 1931鈍行編 1931特急編 1932 2001 1933<上> 1933<下> 1934獄中編 1934娑婆編 1934完結編

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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