ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ 上遠野浩平
ジンクス・ショップへようこそ―ブギーポップ・スタッカート 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-2293-2 発行年月 : 2003.3
「赤信号に三回連続で引っ掛かると、ちょっといいことがおこる」なんていう『ジンクス』を買うことができる店、ジンクス・ショップ。カードに書かれた文字は、ジンクスの効果が切れたときには消えている、なんて不思議なもの。楽しみと不安を売る店に、客に混じって運命を操ろうとするものとそれを眺めるもの、それを断ち切るものたちが集う。
ついに中枢登場です。ネタフリの要素が強いのかな。
うーん、今から考えると禁涙境のあとがきとおんなじこと言ってるよなーオキシジェン。
世界全体を把握している人なんかいないのです。それぞれがスタッカートなのです。それは統和機構も例外ではないそうで。へー。そんなこと前まで言ってなかったじゃん!
ま、それは面白いと思うんだけど、全体で見るとどうなのかな。「店」というつながりで見知らぬ人たちが集うという構成は面白いと思うんだけど、全然痛くなかったし、超能力者4人も必要かなぁとか、しかも自分が最強だと信じて疑わない人ばっかりってのもどうなの? とか、その人まで統和機構にかかわっちゃうの?! とかビックリしましたよ。一番抗議したくなったのはホワイト・ライアットのルックスだけど。だってー、澄矢雅典だよー! けっこう線の細い人かと思うじゃん。え、思わない? 名前の語感で決めちゃいけない?
ともあれ、不二子には地に足をつけて生きてほしいと思う。そんなにお金もあとからあとから湧いてくるほどあるわけじゃないだろうし。
その人にも、統和機構のヘッドになっても変わらず一生懸命生きてほしいと思う。うわー、全然イメージ沸かないけど。レイン・オン・フライディでいいじゃん、次期アクシズ。……忠誠心なさそうだな。かといってその人があるとは思わんけど。大丈夫か統和機構。
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