タクティカル・ジャッジメント 師走トオル

タクティカル・ジャッジメント―逆転のトリック・スター! 作:師走トオル イラスト:緋呂河とも(富士見ミステリー文庫

タクティカル・ジャッジメント―逆転のトリック・スター! (富士見ミステリー文庫)

若手敏腕弁護士・山鹿善行の幼馴染み・水澄雪奈が恋人を殺害した容疑で逮捕された。目撃情報あり、不利な状況ではあるがデスクブレイカーの二つ名を持つ善行の熱い弁護が炸裂する。勝ち取るぜ逆転無罪!

逆転裁判ってやったことないんだけど……意識してるんでしょうね。作者ゲーマーらしいし。「異議あり!」連発されてます。初版は2003年1月。只今5巻+SS集1冊発売中。

設定では陪審制度が予備審問として採用されて数年後、ってことなんですけど。ストーリーも予備審問の場面がメインになっています。コレ、今の日本にはない制度だよってどっかに書いておいたほうがいいんじゃないかと思うんですが。むしろ現行の司法改革は予備審問どころかがっつり裁判員制度に流れてるわけで……。施行されちゃったらこのシリーズどうするんだろ。早めに完結させないと! (余計なお世話)

「ええー! うそー!」と思ったのが2回。意外だったというか裏切られた感じの(笑)
弁護士自ら「詐欺紛い」とか言っている法廷スキルはいかがなものかとー。ハッピーエンドだからいいけどさ。現実でマジにコレやっちゃうと訴えられるというか大事件にさせられるような……。叩かれるだろうなぁー。
面白かったのはアリバイの要素になった中で出てきた頑丈な物置のCM『象が乗っても大丈夫』。撮影するの大変そうですね。少なくとも象が乗れるだけの大きさが必要だし。もうなんつーか、物置の範疇を越えているような気がします。(笑)見てみたいな。

これで「富士ミス的にはミステリーしている」って言われてるあたり、やっぱり富士ミスは存在自体がミステリー。そういうもんなんだからいいんだけど。そういやLOVE! は満たしてるよね。じゃいいか。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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