紫骸城事件 inside the apocalypse castle 上遠野浩平

紫骸城事件―inside the apocalypse castle 作:上遠野浩平 イラスト:金子一馬 (講談社ノベルス)

アニメ鋼の練成エネルギー何たらはどっかで見たような設定だなぁと思ってたんですよ。事件の呪詛か。でもこっちはパラレルワールド間のやり取りはないけど。そういえばアメストリス(仮)にも戦いはあるのになんでわざわざパラレルワールドからエネルギー引っ張ってくるんだろう。誰かが常時賢者の石を作ってるとか? (いつまでアニメ鋼引きずる気ですか)
まぁ、私としてはやっとファンタジーというかアニメライトノベルとかの定石というかフォーマットがわかってきたって感じかな。

謎解き部分はもうなんつーか、そんな魔法世界の常識わかんないから答え出せってのがムリじゃない? もどきでいいんですよミステリなんて。
そのかわり前巻にはない「誰が味方かわかんない」ハラハラ感が。
そして金子さんのイラストが素敵ー。ミラルキラルが美しいのは当然として、U2Rとかかわいくない? それに権力者のエゴとプライドがものの見事に何にも役に立ってなくていい感じじゃ。

ミラルキラルが人でなしなのに、意外に人間っぽくて好きだ。頭のいい人が主人公の側にいないだけでこんなに不安になるもんかねぇ、物語ってものは。フローレイドもEDとお近付きになったりしないかなぁ。
しかし、なんで他の人は死なないの? 自分で気づいた人ほど驚かないから? 自発的に術が使われない状態だから? あーよくわかんない。

時間軸どうなってんだよー。あ、殺竜の調停終了のの三日後でこっちも終了か。ほぼ同時だね。結局紫骸城の中で何日経ってるのかがわからないのでどっちが先かはわかりませんなぁ。

それとあとがきの話だけど、秀頼はでくのぼうじゃないと思うよ。だったらあそこまで叩きのめすまでもない。内堀まで埋めて落としたものは大坂城の力だけか? 天皇家のように「寄生の対象」にされたのではなく滅ぼされたのは力を持っていた証拠だと思うが。あーまー寄生するほど力がなかったのかもしれないけど、少なくとも潰す必要はないのではないか。とか。安土桃山は専門ではないけど語ってしまいますよ? 研究した時代もそれほど語れないが……好きなのは好きなんだけど。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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