陰陽ノ京 巻の四 渡瀬草一郎 

陰陽ノ京〈巻の4〉  作:渡瀬草一郎 イラスト:洒乃渉 (電撃文庫)

陰陽ノ京〈巻の2〉 (電撃文庫)

切ないいいお話でした。いいなぁー。
女童にも恋心。ピュアなのです。

そんな阿呆な感想しか思いつかないこの身が歯痒い。洒乃さんのイラストも絵巻物な感じですばらしいのですよ。絵草子なんて何でカラーじゃないんだよう! って誰もが思うよね? ね?
hp買ってもカラーじゃないそうです。拡大はされるみたいですが。

このシリーズについて言っちゃいけないと思いつつも言いたくて仕方ないことが。……保胤って主人公? 必殺技持ってるのに四巻中一回しか使ってないじゃん。自分でもわかってるみたいだけど何m(以下略)
そしてやっぱり関西人には平安京で繰り広げられる物語の登場人物がべらんめぇ言葉を話しているのがちょっと違和感。丁寧語は気にならないんだけど光榮だけが違和感ー。そして晴明の嫁さんがなぜ晴明の家にいるんだー(当時は通婚なので婿養子に入らない限り実家にいる) そりゃー芦屋道満の娘って設定だから定まった実家はないような気もするけど、今回は時継が保胤の庵に転がり込んだことで結婚のあり方が説明されていたから余計に……って歴史好きは知識持ってるだけに些細なことが気になっていけません。もっと物語楽しめばいいのにねぇ。

でもでも大好きなのですよ。二巻と三巻は記録がどこかにいってしもうてのう……。書いたことは書いたんですが。「陰陽ノ京」も「慶滋保胤」も「洒乃渉」もうちのIMEじゃ一発変換ですよ。われながら恐ろしい。べつに辞書登録もしてないのになぁー。時継はまだムリのようです。むぅ。

そんでもってオカンに読ませたりもしたのですが。面白いっていってくれました。これ以外の電撃なんて読む気もないだろうけどねぇ。
大学で文体論を研究していた母によると「陳瞬臣」の影響があるような気がするそうです。へー。渡瀬さーん陳瞬臣好きですか?

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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