Missing3 首くくりの物語 甲田学人

Missing〈3〉首くくりの物語 作:甲田学人 イラスト:翠川しん(電撃文庫)

Missing〈3〉首くくりの物語 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2010-7 発行年月 : 2002.1

……民俗学ってホントに面白そうだなー。
『行けっちゃがさがさ』『行くなっちゃがさがさ』って懐かしい。でもこの話って瓜かなんかのような気がしてた。梨だったか。しかしこの掛け声(?)、「奈良梨取り」ってからには奈良の方言? 想像できないんだけど。

末子成功譚。私も末子なんですが成功したいです。(それは人それぞれ)
そうだよ、ぱっと思いついただけでも「三匹のこぶた」とか「七匹のこやぎ」とか末っ子だわ。がらがらどんは一番大きいやぎが勝つけど、あれは兄弟じゃないのかな? 長子成功譚もたくさんあるんじゃないかとは思いますが。話の流れとして弱いハズのものが成功するほうが意外性があって物語になりやすいかもしれない。強いものから順に困難に立ち向かうはずだしね。

あ、でも日本でも末子相続が主流だったって学説もあったと思う。末子のほうが上の兄弟の経験も参考にできる、ってのはあるよな。

んでもって、大迫栄一郎は霧間誠一よりもよっぽど厄介な人間だったかもしれない。伝染のさせ方がー。欲望、からじゃなかったよな霧間誠一は。生きることってのは究極的に言うなら迷惑かけ続けること、というのも真実なんだろうけど。

さて。
詠子が「首くくり」を知ってるのは当然じゃないんだろうか。学校で霞織が自殺してるんだから騒ぎになっておかしくないし。第三者のことを知ってるところが魔女なんだけど。
死後にかかれた本って死者が書いたってことじゃないよな。死後に出版されたってことでいいんだよな。それはやたらあると思うんだけど……。中島らもの酒気帯び車椅子とかもダメですか?
禁帯出の本なるべく読まない、って制約つけられたらゼミの単位取れない気がするー。
出版社の人はみんな天涯孤独だったのかなー。誰か行方不明になってるって騒がないのかなー。

そんなかんじで完結編に行ってみよー。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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