ビートのディシプリンSIDE1[Exile] 上遠野浩平

ビートのディシプリン〈SIDE1〉 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 (電撃文庫)

ビートのディシプリン〈SIDE1〉 (電撃文庫)

「カーメン」とはなんなのか探れ、とフォルテッシモから命令された合成人間ピート・ビート、それは厳しいディシプリン(試練)の始まりだった。

あー、1巻ってこんなに面白かったんだなぁ……。(再読中の率直な感想)
なんせ主人公のビート君は上遠野キャラで唯一萌えた男の子でありまして、統和機構の合成人間だけど成り行き上高校に復学しなきゃならなくなって、校長に「そんなむちゃな」という対応を受けて「合成人間なんだから不可能はない! テストでも何でも受けさせやがれ!」というフリをしといて一夜漬け勉強を必死でして何気ない顔で復学。この健気さが泣かせるね。浅倉朝子との初々しいやり取りも注目です。LOVEには程遠いけど。
1巻はブギーも凪も出てこないし。いや、ブギーはP173にちらっといるんだが。ほんとにちらっと。

しかしコレをブギー未読者が楽しめるかは、保障できないような気が。今までの関連キャラザクザク出てきますし。アイスクリーム作りの天才に心の花が見える人、実は凪と同い年な統和機構の幹部に変幻自在な幼女、さらには今は亡き殺人鬼として死んだ殺し屋。これらの人々が頭に入っていたほうがニヤニヤできるのは確実かと。そいや、ホー&ゴーの一場面も出てきたね。

それと、あれですな、ブギーシリーズとの明確な違いは「日常の中の非日常」ではなく、学生生活は合成人間には非日常ってとこでしょうか。そこででてくる戸惑いは共通しているのかな。だから戦闘物。フルメタに近いのか? フルメタ未読だけど。スピーディーにそりゃまぁいろんな試練がございます。まぁ、自己確認のための「カーメン」という概念なのかもしれませんが、謎すぎて考えもまとまらんよな。そのための舞台装置か。謎が明かされる日はくるのでしょうか?

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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