ブラインド・エスケープ 樹川さとみ

ブラインド・エスケープ 作:樹川さとみ イラスト:藤田香 (富士見ミステリー文庫

ブラインド・エスケープ (富士見ミステリー文庫)

ある日の放課後、箱入りお嬢様・青野由貴の下駄箱にはウサギのバンドエイドが巻かれた男のものと思われる小指が入っていた。「声をたてるな」と後ろから声を掛けた派手な茶髪の高校生の腕には手錠で繋がれたビジネスバッグ。男、高嶋を脅迫する相手は病院を爆破し、そして二人だけの逃避行が始まる。

実にベタでよいですね。LOVEですなぁ。青春っていいね。ああ、これってヘルシンキ症候群(ストックホルム症候群?)とバトロワ組み合わせてあったのか。とコレ書きながら思った。我ながらそしていつもながら頭の回転が遅い。こう、由貴が惹かれていく過程もアクションも映画化してもよさそうなスピード感で。それに藤田さんの絵でものごっつ萌えることができました! 絵で手にとって悔いなし! 楽しいひとときをありがとう! 

でも緊迫感はいうほどなかったような……最初の場面に戻るまでがちょっと長かったような気もしましたし。だって男子高校生が手元観ずに装弾できるとは思えないじゃん。最後に父を見たときには元気に四十五口径ぶっ放してたってそれはどこ。日本ですか? 地毛が茶金ってお母さんは金髪看護婦とかですか? 隔世遺伝ですか? スケールがでかすぎて実感わかないというか要が完璧すぎるというか……うーん。たしかにピンチの連続なんだけどねぇ。なんか安心感があるっていうか。
協力者の立古白雪も技術すげーし。反対に名前のほうは懲りすぎで逆に違和感がなかったというかー。

ま、こんなの楽しんだモン勝ちです。やっぱりミステリーじゃないけどねー。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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