ルーク&レイリア 金の瞳の女神 葉山透

金の瞳の女神―ルーク&レイリア 作:葉山透 イラスト:睦月れい(富士見ミステリー文庫

金の瞳の女神―ルーク&レイリア (富士見ミステリー文庫)ISBN : 4-8291-6180-9 発行年月 : 2002.10 金の瞳の女神 (一迅社文庫 アイリス は 1-1 ルーク&レイリア)

妹の病気を治す金のため、ハンターをしていたルーク。今は足を洗って大工見習いとしてアブリル教の伝説の門を模した「神の門」の修復作業を行っていた。そのルークの元にレイリアという美女が面会に訪れ、ある仕事を持ち掛ける。それは法王密室殺人未遂事件の幕開けだった。

んーと、シスコンギャグラブコメ? (だってカラーページからしてアレだし)+ちょっと謎解きつき物語。
ファンタジックな中世風世界ですが魔法はないみたい。謎解きはあくまで道具に過ぎないと思いますが、まぁそれなりかな? 平然と顔を出す固有名詞にはたいした説明もつかないし。アルマ海風マリネとかラハの焼き魚とか猛獣クルーガルとか。ハンターの業務については『古い遺跡や伝説に隠された謎を解き明かす』他、らしいので「HUNTER×HUNTER」のハンターと大差ない、と思います。(平成14年10月30日初版発行)

一人称で、まわりの濃いキャラクターにツッコミ入れまくってるルークもシスコン。
「シスコンと笑いたければ笑え」らしいので存分に笑います。うはは! 時々入るレイリアの鋭いツッコミもよいです。
一番好きなのはヘボン様でしょうか。ネーミングの段階からキャラクターが出来ていたに違いない。
でもこのギャグ具合とラストのシリアスなせつなさの兼ね合いがよろしいです。

ツッコミ。
「ダイレクトメールのようにビリビリと破いて」
あるのかー! ダイレクトメール! ……わりと商業が盛んなようです。

あとがき――わかる。私も今でこそこんなサイトやってますが読書感想文大っ嫌いでした。マジホント。で、書き方がわかったというか感想なんて自由に書けばいいじゃないか、と気づいたころには課題なんてなくなってたのよねー。このノリで論文にツッコミ入れまくったレポートは書いたことあるけど。
あー、新潮文庫の感想文に応募しかけたこともあったなぁ。だって宮部みゆきに読んでもらえるかもしれないんですよ? 結局出さなかったけどねー。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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