世界の中心、針山さん 成田良悟

世界の中心、針山さん 作:成田良悟 イラスト:ヤスダスズヒト・エナミカツミ (電撃文庫)

世界の中心、針山さん (電撃文庫)

成田作品初の「!」なしタイトル本。そしてダブルイラストレーター! 表紙がヤスダさんで口絵がエナミさん。扉はそれぞれの女の子1人ずつ。
そして中身は短編連作。それぞれのジャンル別奇妙な事件の周辺に、気付けばいつもいる「針山真吉」。でも本人は全然主人公でもなんでもない一般人。で、最後の書き下ろしで3つの話の登場人物が登場し、いつもの群像劇になります。ジャンルは「リレー」。なんじゃそりゃ。

としれじぇ(ジャンル:都市伝説)はhpで立ち読みしたんですけど、アレもかかわってたなんて気付かなんだわ。立ち読みだったからわけがわからなくてねー。鈍行特急的変則構成だったんですが、SideAとSideBの連結点を見失ったの。隣のアパートっていうのも読み落としてました。(全然ダメじゃん) 納得できたよ。仕掛け凝ってたんだなー。 

その他のジャンルも成田らしくぶっ飛んでます。一番ヘンなのは「魔女っ娘」か? 思い込みの激しい囚人だもんよ。なんか人情風味だしさ。「銀島さん強!」と思うけど未収録の雑魚戦闘員はもっと強いという噂が……マジで? 伝説の勇者は変則バトロワだし。

えーっと、成田初のバッドエンドもあったハズなんですけど……アレ?
もうなに出されてもビックリしないよ……多分。いつまでも「またやられた!」って感心はするけど。

でもあれだ、一番苦労したのは作家・絵師×2の生み出したものを一つの本にまとめたデザインの鎌部さんだろうなぁ。結果竹槍パンダは切れてしまいましたが。見てみたいよパンダ! 次はいつ出るかなぁ、針山さん。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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