先輩とぼく 沖田雅

先輩とぼく 作:沖田雅 イラスト:日柳こより (電撃文庫)

先輩とぼく (電撃文庫)

クリスマスイブに憧れのつばさ先輩とUFOウォッチングに出かけたぼくは、宇宙船に攫われしまい、身体を調べられた後ヤ○ルトで泥酔した乗組員はぼくとつばさ先輩の脳を入れ替えて返してくれました。順応性のあるぼくたちの周りの人たちは何の戸惑いもなく受け入れてくれたみたいです。そしてぼくたちの奇妙な生活が始まりました。

第10回電撃ゲーム小説大賞『銀賞』受賞作。
うーん、そりゃ家族バレしたくない小説だ。近所の子供に読書感想文なんか書かれた日にはそりゃ身投げしたくなるかも……てな感じにおバカな小説。なんてったって設定が「T○タッ○ルの超常現象の特番で、○沢編集長が大○教授を論破する世界」(byあとがき)ですもん。部活の名前が「凰林ミステリー研究会」略してOMRですもん。キバヤシかい。

つばさ先輩は頭がよくて意地悪で、パタリロ並に扱いが大変な人。面白いと思ったことは即実行に移します。超戦隊シリーズの衣装で怪人逮捕したり、不良退治したり。
その戦隊を形成する仲間も絵に描いた様なライバルと親友とナルシストと、スタッフに便利な和製オタクと金髪美少女オタクと、それにツッコミを入れまくる美少女のぼく。

短編タイトルが16もあっていつまで続くねん、と思ったころには最後がちゃんと繋がって、それもちょっとあったかい気持ちにさせてくれますな。いや、ベタで実によい。

にしても、山ごもりさせられるほどの家庭環境でオトコを鍛え上げられてるのに、ショタで入れ替わったあとも一通り乙女ができるはじめ君がスバラシイ。料理も編み物もできるなんて。そして先輩が入って意地悪そうな笑みを浮かべてもかわいいはじめ君の身体もよい! うわー字面が卑猥だ。
そして4巻とかネコミミつけてるし。どこまでもはじめ君の苦労は続きそうです。ガンバレ。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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