先輩とぼく2 沖田雅

先輩とぼく (2) 作:沖田雅 イラスト:日柳こより (電撃文庫)

先輩とぼく〈2〉 (電撃文庫)

いやー、相変わらずオバカ・プラス伏線が丸く収まる短編集。ちょっといい話的しあわせラストも相変わらずでよいよい。

ちょっと身体が小さいことを悩んでいた少年と変人美人女子高生が入れ替わっちゃったこの物語、一人称が一人増えて、めでたく三角関係成立。先輩が企んでいた「奥様は女子高生」シチュは免れたものの、変わる状況もすかさず自分好みに話を進ませるつばさ先輩暗躍でますます大騒ぎ。大丈夫かはじめくん、突っ込みすぎて死なないでよ? というくらい突っ込み人口が足りてない。

それよりも隣の妹ルート→正統派幼馴染みルート→マリみてお姉さまルートとお約束を突っ走りつつどんどんそれていく嵐ちゃんはベタを押さえつつ大暴れで、タッキーなんか霞む霞む。ナルシストなんて存在感すらない。
その中で異彩を放っていたのはやっぱりお爺さんか。電柱に立ってるし。
とはいえなんでこれが感動のラストにまとまっちゃうんだろうねぇ。そのラストですら落とされてたけど。

ちなみに固有名詞は某団体とは関係なく、これだけ集まったのも偶然だそうです。へー。まぁタッキーなんてファンに見せたら怒られそうだし。
そりゃあ一族郎党と幼馴染みにまでこの本の作者だってばれちゃったらつらいよなあ。強く生きてください。
このままどこへ突き進むのやら。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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