月は無慈悲な夜の女王 ロバート・A・ハインライン

月は無慈悲な夜の女王 作:ロバート・A・ハインライン(ハヤカワ文庫SF)

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)

はい、古典ですね。SF初めてだから翻訳文体に慣れてなくて、読むのに2ヶ月もかかっちゃいましたよ! 実質エンジンがかかってからは3日ですが。エンジンかかってからもよくわかんなくても雰囲気で読み進めたんですがね。

流刑地としての歴史を持つ地球に支配された月の独立戦争。
月側は宇宙船もミサイルも持たず、自意識をもった巨大コンピューター「マイク」とたったの三人の仲間で始められた運動が、月世界に自由をもたらす。

そうですね、ここはライトノベルサイトなんで、コレもきっかけは「Dクラッカーズ」参考図書なんですが、いやー、セルネットの仕組み丸ごとだけでなく執行細胞もここがネタ元だったのね。(「カプセル」というドラッグの販売組織が細胞の形式を持っている。マイクの位置にいるトップが「無慈悲な女王」と呼ばれていることになっています)
悪魔のミカタの「ライン」もここからきてるのかな。ここらへんは一般的すぎてはっきりとは言えませんが。

でも細胞ってマイクがいなけりゃあんまりうまく行きそうにない仕組みじゃないのかなぁと思っていましたが、ま、今現在その形を持つ組織も地球上に存在しているわけで、合理的な仕組みなんでしょうね。でもセルネットって同世代の他細胞に連絡手段持ってたっけ? あったんなら茜セルネット抜けないでいけたんじゃ? あれ?

雰囲気としてはアメリカ独立戦争なんでしょうね。アメリカはすげーヤな国に書かれてますが。でも「真珠湾」という言葉が出てくるあたりすごくアメリカ的。エンターテイメント。電話がコード届かない場所では話せない設定には設定はちょっと苦笑ですが。
無料のランチなんかないんです。空気も有限、有料。このハングリー精神は地球をへばりついてるヤツらには真似できない。
結婚とは、思想とは、権利とは、義務とは。考えてみるのも悪くない。
面白かったですよ。うーん、翻訳文体慣れたいなぁ。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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