鉄コミュニケイション2 チェスゲーム 秋山瑞人

鉄(くろがね)コミュニケイション〈2〉チェスゲーム 作:秋山瑞人 原作:たくま朋正・かとうひでお (電撃文庫)

鉄(くろがね)コミュニケイション〈2〉チェスゲーム (電撃文庫)

うん、1巻は序章だったね、と胸を張っていえるかんじ。ピンチから始まってギクシャクした仲直りがあって、さらにピンチが降りかかって。チェスは良くわかんないけど楽しめたよ! (定石わかってる人は面白さ倍増の予感) 戦闘場面はスリリングで息がつかせなくて、ハルカがロボットの言葉を網膜投影するプロジェクターをつけたときの喜びなんかは共感できて。そうか、人間って汚いってこの社会に生きてる私なんかでも思うけど、ロボットに囲まれたら引き立ってしまうかもしれない。そうか、イーヴァはパーフェクトなハルカだったんだね。そんな友達ができてよかったね。

ルークがね、カッコイイの! 優しくって強くって弱くって。
もちろんトリガー君もかっこいいさー! というかみんなかっこいい。
怯えるイーヴァにも、「てめえの引き起こしたことなんだから責任とれ!」とはいえないなぁ。反省してね。それ相応の報いはちゃんと受けたかな。
新しい旅立ちに、よかったね、おめでとう、と声掛けてあげたい気分。がんばれ。

一方敵方のナイトとビショップ。ヤツラにもヤツラの哲学があって、ちゃんとパーソナリティのある「個人」なんだなぁ、と。そういうのも大切な小説の一部だよなぁと改めて再確認。

いやー、秋山瑞人だし。と思って身構えてたんですがさすがにノベライズで皆殺しはないっすよね。よかったー、本当によかった。余計にハッピー度が増した気がします。お得な気分。
ずっと表紙絵の真ん中の子がナイトかなぁとか思った気がしますが、ナイト出てきても違うし300ページ過ぎても登場しないしなんなんだよー! と全くその正体に気付きませんでした。ダメだね。はぁ。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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