9S<ナインエス>VI 葉山透

9S(ナインエス)〈4〉 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト(電撃文庫)

9S(ナインエス)〈4〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2760-8 発行年月 : 2004.8

ふむふむ、やっぱライトノベルはこうじゃないとねー。燃えで非常に熱いです。シリアスなところはほどよい緊張感、合間にほほえましいシーンもあったりで、ちょっと凹んでたのが癒されました。実に良い。

由宇と麻耶が組んじゃったおかげで、というか闘真が捕まっちゃったおかげでラブコメ度少なめ。妹と兄のLOVE度も少なめ。そのかわり由宇と麻耶の舌戦7割増。そうか、由宇は一気飲みしても紅茶味わえるんだな。そこまで常識ないといっそすがすがしい。絶妙なタイミングで咳払いをする怜さんとの息もピッタリだ! 麻耶は由宇に雰囲気的に負け気味ですが、これからも登場するようですし頑張りに期待したいところ。芯は強い女の子ですものね。そして密かに萩原萌。今後もがっつり絡んでくれるのよね? 京一はもっと絡んでくると思ったのになぁ。出番が増えるといいな。

マジシャンの正体も「天国の扉」の取り出し方法もほどよいトンデモで、意外性もあってよいですな。でもその解決の仕方はあっさり決まりすぎた感があるかな。
そのかわり由宇の孤独感が強調されてたような気も。うーん、一巻に一度は強調してもらわないと忘れますわ。ハンパな月(十六夜ぐらい?)が綺麗だった。
勝司兄や才火の今後とか。クレールのお母さんがどんな人なのかとかも気になります。

強大な敵だと思ってたのにあっさりミネルヴァに身を引かれたおかげで、ものすごい大掛かりな内輪もめのようにも思えるけど、いろいろ伏線が消化されてきてクライマックスの舞台は揃った! てなところなんでしょうか。二人の逃亡が始まりました。峰島勇次郎の姿も見えてきたことだし、一気に加速しそうな予感。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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