ブレイブ・ストーリー 上 宮部みゆき

ブレイブ・ストーリー(上) 作:宮部みゆき (角川書店・角川文庫・角川スニーカー文庫)

ブレイブ・ストーリー(上) ISBN : 4-04-873443-1 発行年月 : 2003.3

遅れに遅れて今になりましたが、小説単行本上巻の感想になります。

何気に宮部みゆきこのページ初登場だな。読んでないわけではないんですが、読んでるとも言いがたい。蒲生邸事件なんかラジオドラマも聴いたしドラマも観たけど原作読んでないっていう。はははのは。

そしてメディア展開の激しいこの作品。ソフトカバーですがその質量に圧倒された。分厚いよ! 文庫でも1冊700円だよ! 読みにくいわけではないんですが、時間がかかったな。文章にするより映画のほうがこういう世界は説明しやすいんじゃないかと思う。(RPGに疎い人には) エンジンかかってきたころに下巻。超引き。主人公浮き上がったまんま。

ファンタジー書いても宮部みゆき。異界に行くまでにたっぷり1/4使うんだもん。スニーカーの四分冊だったら丸々一冊現世なんだな。小学生に背負わせる背景が苛酷。十二国記より苛酷。魔性の子よりは……ましだろうか。
ゲーム好きなんだろうなぁというのがよくわかりました。

しっかしRPG的世界で「偏差値」出されるとは……主人公成績よくないし。ミツルが優等生過ぎるのだ。きっと。でも「ブレイブ・ストーリー」なんだから主人公に勇気がつくはずだ。
ミツルは326の友達の充さんのイメージで読んでました。で、彼はどうして幻界の魔力を持って現世の生活を送っていたんだろう。説明してよ!

引き込む力はさすがといった感じ。現実を変える力、それは勇気。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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