電蜂 DENPACHI 石踏一榮
電蜂 DENPACHI 作:石踏一榮 イラスト:結賀さとる (富士見ファンタジア文庫)
第17回ファンタジア大賞特別賞受賞作。
突然携帯に着信したメールは、「現実世界でプレイヤー同士が戦うゲーム」へのエントリ勧誘だった。生活にむなしさを感じていた光也が説明をよく読まずに登録したゲームには「このゲームは命を落とす場合がございます」との注意書きがついていた。
えっ? 結賀さとるって前からこんな塗りだっけ? (そこかよ)
ゲームモードになったケータイにコマンド打ち込むと属性を付加できて現実世界で戦える。アスファルトは抉れ、出入り口が凍りつく。壊したものは回復魔法で修復でき、ケガも治せる。ケータイを壊されるとゲームオーバーで死ぬ。ゲームの中にいた人意外の人の記憶からは消されて、いなかったことにされる。そんな世界。
途中まではノッて読んでたんですがラストあたりの毛色の変わりようにちょっと戸惑い。その行動が何を生み出すのか。なんで降りることになったのか。なんとなく納得いかねー!
あー、なんでRPGの中に入って戦うゲーム設定の小説って切ないラストなんだろうなぁ。(クリス・クロスしか読んだことないけどクラインの壷もそんなんじゃなかったっけ) RPGってそんなに切ないもの? クリアってうれしいものじゃないんだろうか。ネトゲとかわかんないから人よりも納得した回数が少ないような気がする。
「黄色いレインコート」って都市伝説かなんかあるのかと思って調べてみたけどよくわからなかった。おおう。情報求む。
コメントはありません。