ニンギョウがニンギョウ 西尾維新

ニンギョウがニンギョウ 作:西尾維新 (講談社ノベルス)

ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス) ISBN : 4-06-182453-8 発行年月 : 2005.9

まるで意味がわからん。

感想、以上。ではアレなので。
箱入りで、イラストなしで、高価で(なんせこの前発表されたハードカバーノベライズの単価より高い)、帯の文字は左から書かれていて装丁は古風で、印刷も古風で、油紙のカバーがついてて、文体も明治? 大正? 昭和? 純文学? でも旧字が入り乱れたりはしないし携帯とか出てくるし、妹がいっぱい出てくる。でも人物名含め固有名詞はほとんど出てこない。
しかし壊れっぷりから言葉遊びまで、まごうことなき西尾維新。伏線とかある。
でもタイトルから最後の一文まで言葉の定義がまるでわからん。
だから「脳髄のスープ」とかでてきても全くグロテスクじゃない。その夢のようなふわふわしたよくわからない世界のただの言葉。

なのに読み進めるのが不思議と全然苦じゃないんだよなぁ。ああ、秋田ファンに「閉鎖のシステム」が受け入れられるのもこんな感じなのかなぁとぼんやり考え。今のわたしだったら「不思議の国のアリス」も楽しめるのかもしれない。
とはいえ他人には決してオススメできない。買う前に一ページだけでも読んでみて「ダメだ」と思ったら購入は見送りましょう。完全に「楽しんだ人勝ち」。

あとがきにあるように、これをなんの迷いもなく書いたのならばそれはそれですごいぞ西尾維新。
これをネコソギ延期の生殺し期間に出した編集部もすごいんじゃない?

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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