新本格魔法少女りすか2 西尾維新

新本格魔法少女 りすか2 作:西尾維新 イラスト:西村キヌ (講談社ノベルス)

新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)

帯に偽りあり! 来襲なんかしてないから! 自分たちで突っ込んでいってるから! (ファーストコンタクトはね)
それはともかく、始まりましたか。始めるためとはいえ、この巻はりすかがちっとも活躍してないけどいいんですか。いいんですよね、主人公は魔法使い使いだし。彼は大活躍ですし。彼のトラウマがほのめかされたり城門委員会とか組織が登場して一つ世界観が明らかになったり、人間関係も三角関係に発展しそうになったりで、いよいよ物語が始まる予感です。しかし軽いから読みやすいよね。(何と比較してだかが大問題だ)

戯言よりもこっちの方が「悪魔のミカタ」に近いよね。頭脳戦。いかに敵を欺くか。この爽快感は相変わらずですな。今回の敵は直接戦闘型の人と、目で殺す人の二名です。で、こいつらが小学生であることで、ソレとは全く違うものになっているわけなんですが。小学生の癖に法則の話とかすんな! そんな勉強のことは覚えてないから! (覚えてろよ) ……子供ゴゴロも覚えてないんだけどな。野望は持ってなかったけど、無謀は持ってたはずだと思う。思い出したくもない過去の自分と創貴たちは全く重ならなくて、嬉しいんだか悲しいんだか。
あのころの自分に読ませたら絶対理解は出来ないだろうが共感する部分はあるとか言うんだろうか。

で、書き下ろしは戦いなんかがまったくないある意味まったりとした短編だけど、大きな意味を持つ昔話。ページ構成無茶したりしてるし。創貴のお父さんとお母さんも垣間見えたり。
とりあえず出征なのです。夏休みは始まったばかりだ。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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