山姫アンチメモニクス2 三上延
山姫アンチメモニクス〈2〉 作:三上延 イラスト:榎宮祐 (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-3237-7 発行年月 : 2005.12
シニカルコメディ第二弾。第一弾の時そんなキャッチでしたっけ? 言い得てるとは思うんですけど。一巻よりは楽しめましたよ。ラブコメでしたよ。悩みが深刻すぎなくて。「ファミリー・テーブル」とか家族愛の普通にいい話ですしね。風花姉さんを見直した瞬間。「ぐるぐるシチュー地獄」とかもベタです。王道です。アスファルト。でもhpの連載って「山姫ハンティング」で終わってるんですね。新キャラ登場したとこで終わってるってすごいな。ここからがいいのに。
あらすじにでかでかと書かれているグレート山姫なるイラストが表紙にも口絵にもないなぁ、と思っていたらそういうことですか。うん、そりゃあ仕方ないよねぇ。中にはイラストありますよー。イヅナのもありますよー。気づかなかったけど。ううーん、イメージとちょっと違うなぁ、だって普通に見えるじゃないですか、お(以下削除)
ヒロイン追い詰めることも伏線回収もなかったんですけど、「恋のグレート山姫大作戦」できれいに終わらせるのはさすが三上さん。イヅナの立ち位置が中途半端だと思わなくもないですが。グレート山姫の話には必要ですし。で、なんでカタカナは使えるんですかねぇ彼女は。本当にアメリカから来たんですかねぇ。
そして、ネットで見たと思いこんでいた「アンチメモニクス」の由来は2巻のあとがきだったようです。おかしいなぁ、立ち読みなんかしたっけなぁ。そっか、シリアス&リリカルだったのか……その片鱗は見えるような気がしました。
コメントはありません。