GOSICKV ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― 桜庭一樹
GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― 作:桜庭一樹 イラスト:武田日向(富士見ミステリー文庫)
ISBN : 4-8291-6328-3 発行年月 : 2005.12
夏休みの終わりの日、学園から忽然と姿を消したヴィクトリカ。残された手紙には延々と一弥の悪口が書いてあり、憤慨するも元気の出ない一弥。一週間後に訪れたクレヴィール警部に修道院に移送されたことを聞き、迎えに行く。「ベルゼブブの頭蓋」と呼ばれる修道院では月に一度、満月の夜に魔術を披露する夜会を行っていた。
ちょーLOVE。口絵だけでもだいぶかわいいのー。ヴィクトリカがー。一弥もかわいいのー。殺し文句なのー。ただ、本文読んでみるとヴィクトリカが僧衣に身を包んだ形跡はないんだよね。それとか見開きカラーの場面も……まあいいか。
それよりも注目したいのはクレヴィールのニューヘアスタイルですよ。しかもアブリルに突き刺さってますよ。痛いのか……ますます何で固めてんだよ。
1914年のエピも出てきたり、いよいよ第二次グレートウォーの影が近づいてきた印象。戦闘機出てきたよ戦闘機。どんなん想像したらいいんだ……複葉機?
でもどうにも修道院が魔術を推奨するとは思えないんだな。「オカルト省」と「科学アカデミー」が対立してます、と言われてもへぇ、と思うだけだし。トリックとかももう無理しなくていいよ! みたいな感じだしな。それで法王庁騙せると本気で思ってんの? みたいな。いやでも改めて思ったんだけどこのルビの振り方は相当対象年齢低いんじゃないかと……文句言っちゃだめか。
それとかいつからばあさんなんだよ! とか。チェスドールはもっとちっさいもんだと思ってたな……。
んで、「形見箱」とかヴィクトリカの母上登場とか父上も登場とか、伏線上も色々出てきましたよ。引きもみごとというか、次の事件のプロローグがついてた。次も楽しみー。いや、自己紹介めちゃめちゃ気になるよ。っていうかヴィクトリカ、そこが安全とは全然思えませんよその人たち明らかにあの人たちじゃないですか本気で大丈夫ですか、でも学園に帰ってこれてるみたいなんでひとまず安心か。
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