ラジオガール・ウィズ・ジャミング Radiogirl with jaming! 深山森
ラジオガール・ウィズ・ジャミング 作:深山森 イラスト:BUNBUN (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-3505-8 発行年月 : 2006.7
あらゆるメディアが軍により規制された街で、天気予報や時事情報、街の情報をコイン型のラジオに乗せて放送する海賊ラジオ、ジャック・オー・ランターン。その正体は戦災孤児の少女レコリスと、巨体のオペレーターダニエル。少女は今日も、夜の屋根を駆けてアンテナを立て、放送する。不便ではあるが平和な街に、テロという名の不穏な動きが現れ始める。
わーい、軍部万歳! J・O・L万歳! アイ・ロウ! I Look on Laughing!
(一番最初はそっちかよ)
やっぱりね、戦災復興ってツボだわ。焼け野原だったところから希望が芽生えて、少しずつ街に成っていくんだ。それはとてもエネルギーの要ることだけど、並の努力ではできないことだけど、みんな傷を抱えているけど、暖かい感じがする。
西部と南部、政治的な背景も結構納得。たとえ私財をなげうっても税金徴収しない、なんて力技が通るのかは疑問ですが。うむ、バーナムにもなんか裏があるんじゃないかと勘ぐっていたのだが……続編でそのあたりやったりしない?
願わくば爆弾魔の心の変遷をもうちょっと詳しくやってほしかったなぁ。鼻に絆創膏貼ってた人だよね?
そしてドロンのおっさんの持ってる軍刀はサーベルですか? 日本刀ですか? 鍔鳴りしてんもんなぁ……。
そしてオルソンのおかげで通信兵萌え属性がついちゃったじゃないか! どうしてくれる! ああ、いいなぁ、技術屋。
コマドリとかフーリガンとか小ネタも好きです。
レコリスももちろんかわいいよ? 怪我ちゃんと治るんだろうか。そして軍部といたちごっこが始まるんだろうか? ああ、求む続編!
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