シフトII―世界はクリアを待っている― うえお久光

シフト〈2〉世界はクリアを待っている 作:うえお久光 (メディアワークス)

シフト〈2〉世界はクリアを待っている シフト〈2〉世界はクリアを待っている (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3495-7 発行年月 : 2006.6

表紙がよく見ると気持ち悪い……リアル半トカゲ人。前巻はかわいかったのに!
なんてことはどうでもよくて、夢の世界で古参のトカゲ「ラケル」、現実の世界で高校生をやってる赤松祐樹の物語。倒されるべき魔王の物語。

ダイス6成敗のあたりではなんかやばい展開じゃないのかと思っていたけど、作者らしい展開になっていって安心した。
だってメガネ巨乳委員長が一人暮らしの部屋にお泊まりにくるんですよ! これがうえお以外の何者か! 主人公がやたらに試練に立ち向かうところとか、熱いんですよ。のたうちまわる主人公に応援したくなる。現実世界でも夢世界でも。このリンクの仕方が面白いな。
現実世界での親との関係とか。かつての弟子との邂逅とか。
現実世界のセラの視点も増えて、祐樹の保護者も登場して、鷹生と水泳対決とかしてみたり。

「悪に逃げる」というフレーズが印象深かった。ラケルは望んで魔王になったわけではないけれど、過去の因果は勇者を行動させていて、そこに立ち向かう姿がかっこいいですな。

しかしペルソナ見破れるのはラケルの能力だろうなとか思ってたけど全然触れられなかったな。そのかわり現実世界で(ゲッフゲッフ)

いよいよ、駒は揃った。
物語が、始まります。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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