クドリャフカの順番 米澤穂信

クドリャフカの順番―「十文字」事件 作:米澤穂信 (角川書店)

クドリャフカの順番 ISBN : 4-04-873618-3 発行年月 : 2005.6

いよいよ文化祭本番。そんなときでも古典部には問題が。30部作ったはずの文集が200部できてしまった。一方で文化祭の最中にも、いろんな団体からモノが盗まれ、メッセージカードを残していくという連続事件が発生。省エネ奉太郎は店番をしながら、データベース里志はいろんなイベントに出て古典部をアピール、えるはコネをフルに使い、摩耶花は慢研と掛け持ちコスプレをしながら、問題に立ち向かう。謎は解けるのか? 「十文字」を名乗る犯人は?

わくわくするね、文化祭。しおりのネタだけでも楽しめる。物理部とか大好き。天文部もワイルドファイアのパフォーマンス込みでよいですね。

里志の頑張りがいい。そしてその挫折もいい。答え、いつかは出せるんじゃないか? うわ、それができたときには古典部終わるような気がする……。

にしてもさ、ネタもうちょっと解説してくれてもいいんじゃない? コスプレネタなぞキーワードだけじゃわかりません! 魔美ぐらいしか! つかゲームはさっぱりだ! 調べてみたら講演会に出てきた名前ざくざくですね。そうかそうか。

で、読み終わったあとに「クドリャフカ」をググって凹む。
ふふふ、明るく塗装してあったけど実は中身真っ黒でしたみたいな?
それもせつない話だったんだろうなぁ。うん。そのセンスがいい。

ま、野生時代で古典部シリーズの連載も始まったようですし、続きも期待してますよ。911がどんな存在になるか、どうしても気になっちゃいますが。どんな味付けになるだろう。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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