少女七竃と七人の可愛そうな大人 桜庭一樹
少女七竈と七人の可愛そうな大人 作:桜庭一樹 イラスト:さやか (角川書店)
ISBN : 4-04-873700-7 発行年月 : 2006.6
「可愛そうな」って題名に入れるか普通。それが桜庭一樹なんだけど。少女はやっぱり境遇が辛そうだし。絶望にもがいていたりする。でも流されているわけではない強い子だよな。ヘンな子とも言う。どっちかっていうともがいてるのはかわいそうな大人の方。
地方都市と箱庭と、少女と鉄道模型。ジュンクの大阪本店で鉄道コーナーに置かれてたんですがそれにオススメされて読んだ人はいきなり辻斬りですよ、いんらんですよ。鉄道模型ファンに読ませたら桜庭一樹はどんな印象に……?
あれ、「辻斬りのように」ってSweet Blue Ageに入ってたんだ。読んでない……orz そこで入った人もどんな印象に。
まぁ一応都会に入るところしか住んだことがないので、閉塞感ってのはわからないんだけど、孤独感はそれに劣るものだろうか。隣の人が同じ苗字でも親戚ってことはほとんどない元ニュータウン、今オールドタウン。なんにもしなかったら本当に何にもしないでいられる街。
七人って優奈、多岐、梅木、田中夫婦? 桂、七竈? 東堂は? ビショップ? 祖父? (多すぎるよ、最後の二人は絶対違うよ)
棚卸って力仕事? いやー、検品の方が力仕事でしょ。確かに文庫本の詰まった9号は重い。
雪風は、やっぱアレが関係するんだろうねぇ。読んでねー!
幼馴染で、誰にも代えられない存在。いいね、この二人の会話。時代がかってて、透明で、淡々としてて。
ま、一番ショックなのは新郎川村慶が年下だったこと。維新と同い年かよー。ジェンダーとかまだ考えたくない私はまだ箱庭を壊せていない。いつまでここにいるんだろ。
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