猫の地球儀 焔の章 秋山瑞人
猫の地球儀 (焔の章) 作:秋山瑞人 イラスト:椎名優 (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-1388-7 発行年月 : 2000.1
あれこの人理系出身だっけ? と思ったけど違うよなぁ、金原さんにペンネームもらったんでしたっけ。SFだよSF。でも人間出てこないよ、猫とロボット。電波で話せるんだよー、衛星軌道から地球に帰ろうとしてるんだよ。ああ、なんかクドリャフカっぽいな。そしてケンカバカのディフェンディングチャンピオンを利用するためにケンカをし、そして……。
わりとオチも有名な部類ですよね、多分泣いちゃうけど読んじゃう!
「天使」と呼ばれているものはたぶん人間で、神の怒りに触れて滅びたことになっている。なんで猫なのか? 犬はいないのか? ネズミとゴキブリはいるみたい。酸素を供給しているのは「酸素黴」。沢木惣右衛門直保に見せたらどうなるの? 黴と菌って別? (また読んでないのバレバレだからおよしなさい)
いやあ、焔と幽が出会うまでが長いよね、そこからが物語なのに。なんで「焔の章」やのに表紙もピンナップも幽やねん! 主人公は幽だから? つか焔、カラーが楽の付属物扱いのやつしかないじゃん! かわいそうに。(モノクロは章ごとにあるよ)
焔の視野の狭さというか知識の偏り、楽の思慮の浅さ、これがどう変わっていくのか。クリスの本業はなんなのか。(表紙のわりにパーソナリティーがあんまりわかんないよね)なぜ斑は弱かったのか、なんかが明らかになるといい。(実は初読)
あとがきのガリレオの薀蓄も面白かった! いいね、歴史上の人物だって生きてたんだ。人間なんだ。
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