レインツリーの国 World of delight 有川浩

レインツリーの国 作:有川浩 (新潮社)

レインツリーの国 ISBN : 4-10-301871-2 発行年月 : 2006.9
レインツリーの国 (新潮文庫) ISBN:978-4101276311 発行年月:2009.06

せっかく新潮社から出てるのにライトノベルの感想をネットで探す主人公の話から始まってて吹いた。なんつーか、一般向きじゃないよなぁ。オイラの中では『フェアリーゲーム』のヒロインは髪の毛が水色。まだ終わってないけどアレ。きっと有川さんも大好きだと確証を持っている。(想定されている元ネタは『妖精作戦 (創元SF文庫)』です。)

あー、ちょっと内乱より先に読みたかったかもなぁ。ヒロインの持つものがわかってしまうと伸の行動にハラハラさせられすぎです。ケンカが始まったときには涙がボロボロこぼれた。全然他人事じゃないよ、誰だって言い訳だらけだよ。勝手に怒って勝手に傷ついて傷つけて。障害って個々の体験の大きな一つであって、健常者だって誰にも思い当たる節があるんじゃないかなぁ。
自分は聞き間違いキングでもあるので音の長さや文脈からあてはまる言葉を捜す、って作業はやってるしなぁ。あんまり文脈に沿ったものを見つけ出せなくて素っ頓狂なものを聞き返したりするので変なインパクトを与えている自信はあります! ex.無線LAN→螺旋丸 (それは無線LANより螺旋丸が先に思い浮かぶ言語野に問題があるんじゃなかろうか)耳も悪いんやろうか。でも「耳鳴りがするんですー」って病院に行っても「耳の中を掃除した後は誰でもそうなります」っていわれたんだよ? いや、普段から聞こえるんだが。

ま、オイラの想像なんて「目か耳かどっちかが使い物にならなくなったら『本読んで図星を突かれて1時間ぐらい寝込んでスピッツのアルバム1枚聴いて復活する』という状況は永遠に来なくなるんだ」、ぐらいのものなんだけどね。「音楽を楽しめる人もいる」とのヒロインの弁ですが、オイラが好きなのはメロディーとハモってるベースとかサブギターを追って幸せになる、とかなのできっとその聴きかたは出来なくなるんだろうと思う。低音しか聴こえない状況で私がベースを手にしても、多分何の役にも立たない。

でも「レインツリーの国」っていう概念がいいね。うちの国もちゃんと作らないとなぁ。

それと、大阪弁なら河内よりも和泉が最凶だと思う。河内音頭なんかにだんじり魂が負けるはずが無え! なぁ、元会長さんよ。(誰に向かってしゃべってんの)

ステキなラブストーリーでした。次は是非元地雷処理班の人の話で。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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