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幻影夢想 高屋奈月

幻影夢想 (1) 作:高屋奈月 (花とゆめコミックス 全5巻 または文庫版 全3巻) 
幻影夢想 第1巻 (白泉社文庫 た 6-4) 幻影夢想 (1) (花とゆめCOMICS)
発行年月 : 2000.4

「フルーツバスケット」の高屋奈月さんの初連載。退魔物です。魔といっても人間の心に巣食う邪鬼を払います。心の闇が、特異な力を持ってしまった人たちを助けるのです。
実は守護師・乙矢環とその恋人旭の愛の物語。
前世の因縁とか、守護師の悲しみとか、いろいろあるんですよ。
少女漫画らしく敵も味方も悪人じゃなくって、それぞれの葛藤が涙を誘うー。
フルーツバスケットの透の優しさなどが好きな方にはきっと気に入っていただけると思います。最初からヒロインとヒーローがそれなりにラブラブなのは仕様。

高屋さんは心の痛みを描くのはとてもうまいと思う。何度泣かされた事か。初期の作品ですがそれは間違いない。エンディングの文ははしばらく私の手帳に座右の銘として書かれていました。落ち込んでる時にオススメです。

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BANANA FISH 吉田秋生

BANANA FISH 全19巻 作:吉田秋生 (フラワーコミックス 全19巻・または小学館文庫 11巻+another story)

Banana fish (1) (小学館文庫)

 発行年月 : 1994.9

バナナフィッシュというコードネームの新種麻薬をめぐるNYストリートキッズたちの攻防の物語。
主人公は金髪で美貌の持ち主、そしてIQ180のアッシュ・リンクス。誰にも心を開かなかった天才のアッシュが、日本人カメラマンの助手としてアメリカに来た少年英二にだんだん心を開いていく。

私の兄妹三人全員が読んだことある漫画は、これとパタリロの途中まで、ぐらいだと思う。

ハリウッドでリバー・フェニックスを主人公に映画化が決まっていたという。その後のリバーの急死で立ち消えになったらしいですが。もちろん英語版も日本で購入できますよ。英語力を鍛えるのにもいいかも。

ガンアクションもありますし男性にもオススメできると思っていたのですが、「女が出てこない」と言われました。ホンマや。でもラヴシーンはありますよ。
でもでも、BL好きでなくても充分楽しめます。たぶん。わたしも特別好きだと言うわけではありませんし。

わたしは全てが完結してから読んだのですが、周りの評判を聞いて期待してた分もあってか「それほどのもんかな」と思いながら読んでました。それが覆ったのは本編が終了した後、番外編「光の庭」を読んだ時から。
この「鎮魂と再生の物語」を理解するためには本編が必要だと思いました。そして買い揃えました。
私にとって本編19巻分は前説。七年後が本編。
大好きなんです。

文庫版は表紙がつや消し加工の黒い紙で油を非常に吸いやすいので注意です。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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