カテゴリー ‘ 電撃文庫

天空のアルカミレス3 アルカミレスキラー・ガール 三上延

天空のアルカミレス〈3〉アルカミレスキラー・ガール 作:三上延 イラスト:純珪一 (電撃文庫)

天空のアルカミレス 3 ISBN : 4-8402-3610-0 発行年月 : 2006.11

コレ読む前にメルマガの紹介文読んじゃったよ。次は衝撃の展開ですよ! (この巻の話しようね)

うわあ、あからさまな敵が出てきたよ。「コレもツンデレ?」とか「ヒロインはやっぱ料理下手じゃないとな!」とかいろいろ操作されてきたような気がしますが気にしない。いつものように裏表紙の2Dキャラはかわいいです。中では意識が朦朧としていた礼菜です。(その説明どうかと思うよ)
「人間」と「人間でないもの」っていう対比はベタですね。「礼菜」と「毬子」という対比があるからさらに悲しいというか。副題は確かにそのままなんだけどなんかしっくりこない。

その次のあらすじを知ってしまった今読めばいつものように伏線の張り方が万端だなぁと。淡々としてる。隙がない、のかな。

「天空」はそういうことだったか、と。うん、それが出てくるまで深く考えたことなかった。(考えろよ)アパタスはなぁ、彼ですらなんとなく地味な感じが。どうしたもんか。どうもこの作者さんは「ベタだけど絶妙」とか思えない。他人にオススメしようとしてあらすじのあまりのベタさにどうしようかと思った。まさか「『ダーク・バイオレッツ』から読んでると拓也はカタルシスなんだよ!」なんていえないし。

さてさて、気を取り直して、自分は面白いからいいのです。と言い訳。いろいろ謎も解けるらしい4巻は3月発売です。謎って言えば亨司の正体しかないよね! (鮫石さんは? 拓也の過去は?) 期待です。

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哀しみキメラ 来楽零

哀しみキメラ 作:来楽零 イラスト:柳原澪 (電撃文庫)

哀しみキメラ ISBN : 4-8402-3301-2 発行年月 : 2006.2

第12回電撃小説大賞《金賞》受賞作。
正月から鬱ですが好きな話だったので後悔しないっ。

ただ偶然予備校のエレベーターに乗り合わせただけの4人が、運命に巻き込まれた。窮地に陥ってなお人を喰おうとした「モノ」に、4分の一ずつ融合してしまったのだ。胃袋を満たしても別の部分が飢えを叫ぶ。医学部志望だった水藤、紅一点の早瀬、合理主義の十文字、正義感の強い八代がそれまでの生活を捨て、「モノ祓い師」として生活を始める。

人間の話なんですよねー。人間でなくなってしまった、と思い悩む動物なんて人間しかいないわけですから。「お前と付き合ってると俺の立場が悪くなる」なんて別れの言葉を考え出せるのは人間しかいないわけですからー!
家族とか、恋人とか。相手を思う故に起こした行動が相手を傷つける結果になったり。非情になるのも裏切るのもみんな優しいからなのになー。うわああーん! 背表紙のメガネとサングラスがまた泣けるんですよ。
ツカミが終わってからいきなり1年後に飛んでしまったのが少々残念です。あと4人を追い込んでしまった七倉の描写がもちっとあってもよかったんではないでしょうか。(どんだけ暗黒好きなんだよ)

で、七倉が踏み込んできたときにあった土くれって何?
で、七倉はどうやってラスボス倒そうとしてたの? 紗也ちゃんは幼馴染の鏡ですけどね!

続編は出てるみたいですけど、インフレ進みそうで怖いですなぁ。コレで終わってもとってもきれいな話だ思いますが。でも期待。

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バッカーノ! 1934娑婆編 Alice In Jails 成田良悟

バッカーノ!1934 娑婆編―Alice In Jails 作:成田良悟 イラスト:エナミカツミ (電撃文庫)

バッカーノ!1934 娑婆編―Alice In Jails (電撃文庫)ISBN : 4-8402-3636-4 発行年月 : 2006.12

ネタバレではありますが叫ばせていただきましょう! 1934終わってねー! やられた! してやられた! 表紙絵まで使った壮大な罠だったとは! いや、途中から終わりそうにない気配は嗅ぎ取ってたけどな……うん。いつバカップルが出てくるんだろうってさ……どんどん残りページ数がなくなっていってさ……複線はどんどん増えてってさ……そうか、前編が2つの視点で語られたんだな……しかも完結編の前に針山さんが先に出るって……まあいいや。

さて、やっぱり新登場人物盛りだくさんなんですよ! ラミアのみなさんですね! やっぱり変な人ばっかりです。カポエラ姐さんとか。ルネも部下に総突っ込まれだし。しかしアレか、白衣の女医はメガネドジっ娘なのが流行ってるのか? (それはどうだろう) 田九郎斬九郎は後付っぽいけど笑ったのでよい。そして登場人物表でミスリードがあるね……いいけどさ。

副社長が気になりますね、別口の錬金術師? 調べてみたら千年伯爵のモデルなんだなー。ロニーとの関係は? そして姿の見えない社長がより気になりますよ……もうどんなヤツが出てきても驚かないぞっ!

クリストファーが人間らしくみえるのはアレか。いいよね、ないものねだり。グラハムと壮大にけんかしてくれるとうれしいんだけどな!
章題は「的外れジャストミート」がえらい好き。
「不思議の国のアリス」も読み直したくなってくるからあら不思議。(それは由貴香織里ファンのときに済ませておくべきだったね)

アニメ化だとー! アニプレックスだとー! 主題歌誰だー! (まずそこか) 暴欲団かー! (それはデュラに取っとけ)(あれ? 越佐だっけ? ヤスダさんの日記漁ったけど見つからなかった……誰だっけ、Mステに出たことのある越佐のテーマ曲とかいって成田さんがカラオケで歌ったパンクバンド)
内容は無印っぽいのに、帯にもフィーロがいるのに、公式サイトトップ絵は1931のだからフィーロいないんだよー! ひどいよー。いいよ、ジャグジーも大好きだからっ! しかしどこからどこまでやるんだヤク中や日本刀がでてくるなら1932までは確実か……何クールなんだ……むしろTV放送はあるのか……ああ、いくつかの叙述トリックは台無しになるけど、CDキャストとは変更されるだろうけど、やっぱ期待しますよ! CDよりは向いてるメディアだと思うから。CDだって大好きだけどな! いやでもやっぱ三つ巴食堂車突入はアニメでも再現が難しそうですよ。うーむ、やっぱり映画が一番合ってるのかなー? あ、実写にしたところで三つ巴(以下略)は再現難しいでしょう。いやいや、でもやっぱり1930年代のアメリカを思い通りに再現できるのはアニメでしょう! 雰囲気だけでも楽しみたいし! ありがとう、おめでとう、成田さん!

他刊の感想
1931鈍行編 1931特急編 1932 2001 1933<上> 1933<下> 1934獄中編 1934娑婆編 1934完結編

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レジンキャストミルク3 藤原祐

レジンキャストミルク〈3〉 作:藤原祐 イラスト:椋本夏夜 (電撃文庫)

レジンキャストミルク〈3〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3435-3 発行年月 : 2006.5

表紙、あとがき漫画読むまで蜜だと信じて疑ってなかった。私の目はフシアナのようです。っていうか認識がうまくいってない? なんでこんなに緊迫した引きなのにあとがき漫画はほのぼの。いや、中身にもほのぼのあったよ? 三者面談が四者面談で漫才?
そして、超鬼引きだったー。上下巻なんだって。

で、巻頭漫画読むまで前回の間違いを引きずっておりました。そうか、里緒は共生型か。いやー、なんか小町の存在って気配薄いよね? (そうかな)とりあえずとびだせプリン王国ー。きっとみんなが幸せですよ。

ひめひめの意識も確実に生き残ってることも確定して、本格的に直接対決?
にしても修正力の結果がすべてきみちゃんにのしかかってるあたりの描写が痛くて痛くて。
次は蜜が大活躍なのかー? それはまた痛い展開になりそうな。(その前に主人公の心配しようよ)
うむ、結構完璧な気がしていた晶の今後の建て直しに期待。

いわゆる「セカイ系」(言葉の定義はまかせます)の形式をちょっとかすりながら痛くてラブコメな感じがすごく「今」的な作品だと思います。それが売れ筋とかそういう話になるとちょっと違うかと思うけど。むしろそういう傾向の作品はちょっと盛りが過ぎたのかな。

にしても「はさまし」にお住まいの恭一くん、にはどうしても某魔王さんがイメージされてイラストと合わないー(美少年だけど正反対だね)人形マニアの魔王なんて嫌だー。所有欲、は同じなのかしら。

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夜魔 甲田学人

夜魔 作:甲田学人 (メディアワークス)

夜魔 夜魔―奇 (電撃文庫) 夜魔―怪 (メディアワークス文庫) ISBN : 4-8402-3249-0 発行年月 : 2005.11

神野陰之と十叶詠子(中学生)が出てくる短編連作。願望を叶えてくれるお話。Missingファンなら読んで悔いなし。ファンでなくても損はさせませんよー。
最初は「あり、魔女とはいえ中学生のときは普通だったんだ」という印象を受けたのに、描写が続いていくにつれ明らかになる詠子の行動原理。Missingがシリーズ通して読み直したくなる一冊ですねっ。布教中で手元にないー! いや、そんなことしてる場合じゃないからな、いろいろと。また今度いつかー。

ホラーだ。ホラー以外の何物でもない。うーん? 怪談? 都市伝説? でもこわくない。美しき狂気の世界。そりゃ映像化はごめんこうむるけどな! でもちょっと観たい。怖いもの見たさ?(結局怖いのか)
うん、「魂蟲奇譚―コンチュウキタン―」の載ってるhpSpecialは持ってるんだけど、怖くて読めなかったんだよな。だって蟲ですよ奥さん。この話より前に発表されている話があるのも知ってたし。どうせなら順番に読みたいしさ。
今考えるともったいないかもな。でも当時Missingもまだ読んでなかったし。正しい選択かなー。
でも万一読んでいたとしても後悔しない。ひとつでも纏まっているきれいなお話です。蟲は禍々しいけど、儚いし。

「罪科釣人奇譚―トガツリビトキタン―」は最終選考作だけあって独特。あの頃も短編って応募できたの? キノが最終選考に残った次の年か。びみょー。
釣り、という単なる趣味が狂気と繋がる瞬間。

「繕異奇譚―ツクロイキタン―」は一般的なホラー? 実家にいたときに発現しなかったのが不思議な気もしますが。父はどうしているだろう。

「薄刃奇譚―ハクジンキタン―」一番シンクロしちゃいけないと思うけどしちゃうー? 唯一血みどろ。単なるスプラッタにはなっていない。鋭いのに脆い。完成形はそんな形。

「魄線奇譚―ハクセンキタン―」子どもの願いは子どもによって叶えられる。そして次の願望が生まれる。

「現魔女奇譚―ユメマジョキタン―」『ちいさな魔女ユメ』が再登場。契約完了。もうひとつの物語の始まり。
宗教学の教授が言ってた「『わたしと小鳥と鈴と』は恐ろしい詩だ」という言葉の意味を思い出した。なるほど。
と納得したけど本当に教授が言ってた意味はすっかり忘れたんだよね。講義聞いた時はめちゃくちゃ納得したんだが。全然違ったらどうしよう。
ねえ、詠子の願いって叶ったんだっけ? Missingの最後魔女はどうなったっけ? うおー気になるー。(だから何もかも忘れすぎですよアナタ)

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ラジオガール・ウィズ・ジャミング Radiogirl with jaming! 深山森

ラジオガール・ウィズ・ジャミング 作:深山森 イラスト:BUNBUN (電撃文庫)

ラジオガール・ウィズ・ジャミング ISBN : 4-8402-3505-8 発行年月 : 2006.7

あらゆるメディアが軍により規制された街で、天気予報や時事情報、街の情報をコイン型のラジオに乗せて放送する海賊ラジオ、ジャック・オー・ランターン。その正体は戦災孤児の少女レコリスと、巨体のオペレーターダニエル。少女は今日も、夜の屋根を駆けてアンテナを立て、放送する。不便ではあるが平和な街に、テロという名の不穏な動きが現れ始める。

わーい、軍部万歳! J・O・L万歳! アイ・ロウ! I Look on Laughing!
(一番最初はそっちかよ)
やっぱりね、戦災復興ってツボだわ。焼け野原だったところから希望が芽生えて、少しずつ街に成っていくんだ。それはとてもエネルギーの要ることだけど、並の努力ではできないことだけど、みんな傷を抱えているけど、暖かい感じがする。

西部と南部、政治的な背景も結構納得。たとえ私財をなげうっても税金徴収しない、なんて力技が通るのかは疑問ですが。うむ、バーナムにもなんか裏があるんじゃないかと勘ぐっていたのだが……続編でそのあたりやったりしない?

願わくば爆弾魔の心の変遷をもうちょっと詳しくやってほしかったなぁ。鼻に絆創膏貼ってた人だよね?
そしてドロンのおっさんの持ってる軍刀はサーベルですか? 日本刀ですか? 鍔鳴りしてんもんなぁ……。
そしてオルソンのおかげで通信兵萌え属性がついちゃったじゃないか! どうしてくれる! ああ、いいなぁ、技術屋。
コマドリとかフーリガンとか小ネタも好きです。

レコリスももちろんかわいいよ? 怪我ちゃんと治るんだろうか。そして軍部といたちごっこが始まるんだろうか? ああ、求む続編!

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天空のアルカミレス2 テスタコーダの鬼 三上延

天空のアルカミレス (2) 作:三上延 イラスト:純珪一 (電撃文庫)

天空のアルカミレス2 ISBN : 4-8402-3488-4 発行年月 : 2006.7

あれ? 礼菜って正ヒロインじゃない? 妹玉砕コース? こりゃこまった。いや、いろいろ複雑なので続きを待ちたいところですが。プロローグとエピローグにいいアクセントですよ? 特にエピローグがどうなるんだろうなぁ、と。うむ、離れ離れである以上そうそう頻繁に登場もできないでしょうしね。そう考えるとシュークリームさびしいな。ああ、和男の爺さんもテリオン相手に何の動揺も見せないあたりかなり大物な感じですね。レディ・バレットもただのメイドさんじゃありません。(テリオンですし)

そして得体の知れない味方新キャラメガネ享司がいいですね。見た目ほど若くないらしいですし。結局電話でしか出てこない鮫石さんとか怪しいと思うんだけど。拓也含めて謎だらけですね。
個人的に友典にもっと活躍してほしかったんですが! 役割も与えられたことですし次からじゃない?

アルカミレスの反転の仕組みは、外殻を体の中に作ってるらしいですよ。長生きできなそうです。うああ、そして礼菜との差がどんどん開いていくような。拓也能力だけは最強ですしね。この精神で能力が左右されるって設定、どっかでみたなぁと思ったら武装錬金かー! 日向子もツンデレだし? いやしかし、礼菜に遠慮するなんてところはダブルヒロインの醍醐味ですね。「赤いアルカミレス」=拓也っつーのがピンとこなかったですよ。日向子のセーラー赤いからっ! (彼女の外殻は白ですよ)

ううむ、全体として地味だった印象が拭えないんですが(敵の双子について一言もしゃべってないよ! 火と氷の能力遣いですー)次に期待です。戦略とか洗練されていくといいな。

他巻の感想
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土くれのティターニア 増子二郎

土くれのティターニア 作:増子二郎 イラスト:溝口ケージ (電撃文庫)

土くれのティターニア ISBN : 4-8402-3489-2 発行年月 : 2006.7

さてさて、「花の女神」と呼ばれる学校のアイドルは昔遊んであげたことのある女の子だった! しかも付き合ってほしいことがあるという。彼女は両親が亡くなった交通事故から無傷で生還したことになっていたが、実は体の半分を山の神に捧げ、呪力のある土で補うとともにマガツモノと戦う力を手に入れていた。「さて大賀くん、ふたりでこの町を救おうか」とのことです。短編連作形式になっております。5編収録ですけどぜんぜん等分じゃありません。びっくりしたよ。

時代は学園モノなのか、そうなのか! 気弱な主人公に自分が制御できない大きな力なのか。なぜに純和モノなのにティターニアなのか。ありそでなかったと思うんですけどー現代純和モノ退魔モノ。日本刀持ってるのに武器じゃないんだぜ! なぜ黒髪と明記されるのにイラストが茶髪なのかぁ! (そんなの過去にいくらでもあったでしょ)

しかし、「まったりほんわか」なのは変わっていないのです増子さん。花の女神は実はケチだったり、普段着はジャージだったり。特に「秘密は封じて、胸のなか」がいいですね。クラスメイトの英田さんが心を読む能力を持ってしまって、とよくあるネタですけど、キャラクターといい雰囲気出してると思うんです。

良文に取り憑いている、悪運も幸運も吹き飛ばす「南国精霊(仮)」(原文ママ)の正体が明かされる日は来るのか? (手がかりがまったくないからなぁ)
南国精霊(仮)の存在を内包したまま二人が幸せになる方法はないのか?
彼女がクラスメイトからの誤解を解いて再び花の女神になるときは来るのか?
新井、英田両氏が幸せをつかむときは来るのか?
そこらへん、読みたいので続けてください。

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バッカーノ! 1934獄中編 Alice in Jails 成田良悟

バッカーノ!1934獄中編―Alice In Jails 作:成田良悟 イラスト:エナミカツミ (電撃文庫)

バッカーノ!1934 獄中編 ISBN : 4-8402-3585-6 発行年月 : 2006.10

そうかそうかそうきたか。よもや予告にまでトラップが仕掛けてあるとはね。うん、なんか足りないなとは思ってたんだ。気づいてはいたんだよぅ! (負け惜しみ)ああ、ごっそり伏せられてるところが気になりますよ。とりあえずいつなんだ。娑婆編で明らかになるの? (ラッドのアレが明らかになるみたいだから大丈夫じゃないの?)

名前だけは知られていたけど新キャラヴィクターが実にバカでよろしい。仮にも副部長がこれでいいのか。だからいいのか。誰だ雇ったやつ。(笑)
そしてロニーさんが「インパクトを大事にしよう」って言ってたのが笑える。確かにインパクトはなかったよ……キメ台詞がキマってはいたんだけどね。
名前だけ相関図に出てきていたルネさんも、マッドサイエンティストでよろしい。

予定外なのにしっかり核心に迫ってるアイザックはもとより健気なミリアにホロリとくるね。いやでも、最後の身を突っ込んでいく様はすばらしかった。お前らどんだけ事件遭遇率高いんだよと。

起こっていることは派手なのに、どうにも人物周りの出来事は地味ですなぁ。ネタフリ部分ですから仕方ありませんか。ミリオネア・ロウ組とかロニーさんとかアルカトラズ組とかフェリックスさんとかいろいろ気になりますよ。錬金術の表記が違ってるのもなんか分けありですか? てか手書き入力でも出ないんですけどこの字。
でも1933上よりは消化できました。わくわくしますよ! しっかしシカゴ期待です。なんだよ、ネブラの本拠地だったのかよ。ベル街はないですかそうですか(あるわけないです) バッカーノの世界が楽しめそうです。

他刊の感想
1931鈍行編 1931特急編 1932 2001 1933<上> 1933<下> 1934獄中編 1934娑婆編 1934完結編

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空ノ鐘の響く惑星で12 渡瀬草一郎

空ノ鐘の響く惑星で〈12〉 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で 12 ISBN : 4-8402-3589-9 発行年月 : 2006.10

「えーどーするのーハーレム?」とか「はぁ、やっぱり共闘かよ」とか読む前はいろいろ不満があったのですが、そんなの吹き飛ぶ熱さでした! 厚さなんて気にならんよ! ピンチまくりだよ。いろんな人出てきてもう、エリオットの再登場には拳を突き上げてしまいました。(そこかよ)いやだってね、こう、戦闘人員はなんとなく出てきそうじゃないか。
事実掻っ攫っていかれたんですけどね。

そしてかぼちゃでした。ナニあれ。熱いし、名台詞吐きまくりだし、シメまで攫っていくってどういうこと? (笑) ああもう、手品見たい! そうか、しかしなんでアルセイフにいるんだ? (放浪してんじゃないの?) あのカップルもアツアツでよろしいことね。もう一つのカップル(?)の爺達の思わせぶりな発言が気になるのですが。告白シーンだけ突きつけられたあのカップルはなんなんだ。どこにいるかもわからねぇ。
悪役も飄々としてそうだし。
いやー、3つもイラストつきでラブだとは思わなかったけどね。
なんだかんだで丸く収まった。空ノ鐘の秘密もわかったし、SFの雰囲気も戻ってきていて、おなかいっぱい。ああ、しあわせ。

お亡くなりになられた方にお悔やみを。
生き残った人々に祝福を。
そして大仕事を終えられた渡瀬さんにおつかれさまを。ありがとうございました。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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