カテゴリー ‘ 電撃文庫

ダブルブリッドV 中村恵里加

ダブルブリッド〈5〉 作:中村恵里加 イラスト:たけひと (電撃文庫)

ダブルブリッド〈5〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-1738-6 発行年月 : 2001.2

いやっほー京都! 奈良! 優樹はそれどころじゃないみたいですけどね。もったいない。(いや神社仏閣に興味ないでしょ優樹は)
殺されたアヤカシの捜査のために、かつての同僚帆村夏純ちゃんを連れて京都へ行くの巻。二時間サスペンスでももうちょっと観光するでしょうみたいな。
で、「近鉄特急」って固有名詞出したらやばいんでしょうか? オレンジの二階建てー。ああいいなー吉野行きたいなー。多武峰でもいいんだが。しかし金峯山寺の読み仮名! きんぷせんじ。こんぽうざんは長野のようですよ。

太一朗は小田原で感傷帰郷。でも離れていてもお互い相手のことを考えてはいる。前向きではないけど。

いやしかし、なんで藤梧の首のにおいは感知できなかったんでしょうね。唯一の謎。

いつまで主人公は真実を知らされないままなんでしょうか。再登場のフレッドですら優樹よりは情報を持っているという。宗教団体には見つかってないのか? 彼がでてきたってことは?咤な感じとかも関わってくる? (それは晃の伏線だったんじゃ)
夏純ちゃんにはだまされたー! ホントだよ、帆村さんだもんね。

ま、コマも揃ってきたようですし(空木さんでてくるたあ思ってなかったさ)期待は持てます。パシッとはまった完成図を早く見たい。

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オオカミさんと七人の仲間たち 沖田雅

オオカミさんと七人の仲間たち ぶん:沖田雅 いらすと:うなじ

オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3524-4 発行年月 : 2006.8

いやー、某ブツを入手するために「先輩とぼく」の続きをすっとばして買ってみたんですが(そしてブツは入手失敗)、相変わらずのドタバタコメディーハートウォーミングつきで楽しめました。あとがき最初の一ページだけで6回「すみません」って書いてあるんだぜ! で内容はというと「第一次スーパー童話大戦」です! 御伽花市にある私立御伽学園学生相互扶助協会が舞台です。マンモス校の闇組織です。トラブル解決の「借り」を「利子をつけて返させる」ので御伽銀行と呼ばれています。で、いろんな登場人物がいろんなネタを繰り広げると。

ヒロインはケンカが強くてむねのない大神涼子さん、ヒーローは人の視線に耐えられないヘタレの森野亮士くん、ほかにも赤ずきんことロリな赤井りんごさん、メイドさんの鶴ケ谷おつうさん、魔女こと発明家のマジョーリカさん、頭取こと昼行灯な桐木リストくん、副頭取こと冷静沈着な秘書の桐木アリスさん。で、7人なんだよな。一人足りないことにあとがき読むまで気づかなかったぜ! 「7」って数字も把握できてませんどうしたらいいですか赤音さん!

「狼と猟師兼木こりがいればいろんな童話に関われる」と作者が言ってはりましたが浦島太郎とか全然関係ないけど出てきてたじゃん! しかも超下ネタで。
しかしアリスさんは不思議の国かと思ったけどキリギリスとセットってことはアリ? 兼、だよなー。
テニスのおーじさまとかあります。大丈夫なのか。話の中で「間違いなくアウトです」とか突っ込まれてます。伏せ字は一部補完できません。ぎゃーやっぱりオタク知識が足りてないよー。

まぁ童話ではインパクトがなさすぎるのが王子様の常ですが、対人恐怖症でも困ります。でも私はどこかでヘタレ属性を身に付けてきたのでオールおっけーです! やるときはやるってシチュ大好きですよ。実は純真な女の子もいいですね!
コレ、順調に出てたら「なんて狙いすましたタイトル!」なんて印象は持たなかったような気がするんだけどなぁ。ま、いいか。

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デュラララ!!×3 成田良悟

デュラララ!!×3 作:成田良悟 イラスト:ヤスダスズヒト (電撃文庫)

デュラララ!!×3 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3516-3 発行年月 : 2006.8

ダラーズサイトもあんまり前フリなかったし、よくわかるあらすじもなかったし、なんだか盛り上がらないなぁ、と思っていたのになんですかこのボリュームは。(笑) その中身はいつもどおりの愛なのです! 紀田の過去とか! ゆまっちの2次元へのとか! (人間としてどうかとかは置いといて) セルティたちのバカップル化もどんどん進んでおりますがそれを引き裂く? 新羅の父+α登場。またしても予想不可能でした……この夏にゃ暑いだろがそのカッコ! (作中は3月です)

で。……やっぱり太郎なんにもしてねぇorz 影薄いまんま「帝人と紀田と杏里の3人の話」終わりにされちゃったよ! いや、セルティが主人公になったって出張ってくると思うけどね! かどち、じゃなくてドタちんたちは今回も大活躍。多分ずっと大活躍。
でも今回のメインは紀田。そんなにケンカ強いと思わんかった。本当に「戻ってきて」ほしいなぁ。法螺田とか気づけよ! と思うんですよ。ブルースクエアか。IWGPはGボーイズが青かったっけ? しかし、静雄の紀田に対する誤解は解けたんでしょうか……放置だったらおそろしい。
今回人外は交機ですかね。人外をビビらせちゃってますし。かっこいいよー。臨也もある意味人外ですが因果応報。既出の脇役もいい仕事してます。さらりと書いてある葛原一族もインパクト充分です。そりゃ故郷捨てたくなるかも。

でさぁ、臨也って罪歌じゃなかったの。前回の扉絵と今回のピンナップ交換しよーよ。
あとクロスワードの画家は一般の話? それともカルナルド・シュトラスブルクみたいに成田キャラ? あー気になる。
しかし、学園キノもそうだけどデュラのネタを楽しむためには私の頭の中のデータベースの数が足りない気がすんだよな……。ええい、手っ取り早くオタク知識が倍増する方法はないものか! (そんなものあったら誰も苦労しません)

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山姫アンチメモニクス 三上延

山姫アンチメモニクス 作:三上延 イラスト:榎宮祐 (電撃文庫)

山姫アンチメモニクス ISBN : 4-8402-3131-1 発行年月 : 2005.8

悩みに関する記憶を抜くことで人間を救済できると思っている人間ならざる存在「山姫風花」を山に連れ戻すため、妹・翠は風花の正体を知っているカズキの助けを借りながら大途学園に通っている。それはカズキがニブいため、山姫の誘惑に簡単にはかからないからなのだが……。

なんて淡々と進むラブコメなんでしょう。三上だなぁ。
最初の話は「下ネタ入れればいいっつーもんじゃないぞ!」とか思いましたがホワイトボードとか犬はよかったですね。暴走妹は……明るい方向に向かうのか、姉役に立つんじゃんと思いきや悪化してるしな。悩み解決! って命題が深刻なだけに笑うに笑えないような。抜くだけで解決できたらいいなぁ。何故に記憶を抜くことが悩みをなくすことになると信じ込めるのかとかがさっぱりわからなくて不気味。風花姐さんの心理描写とかしてくれたらもうちょっと笑えるような気がするのに。

あとがきは……全っ然気づかなかった。計算しなくてもシャドウ4の背表紙のQRコードの下の数字を見れば一目瞭然だよっ。
で、「アンチメモニクス」の造語の説明みたいなのを作者サイトでみた記憶があるのですが、見つからない。あー。でもすごい好きよ。ただ抜き取るだけの能力だけど。

それと榎宮祐さんのイラストがすっごい好き。髪の毛と影とかにわたしには思いもつかないような色が使ってあって、それがとてもマッチしていて幻想的で綺麗なの。コミックス「エアリセ」も表紙買いしてしまいそうですー。愛されると死んじゃう妖精ですよ。ああ、いいなあ-。

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図書館戦争 有川浩

図書館戦争 作:有川浩 イラスト:徒花スクモ (メディアワークス)

図書館戦争 ISBN : 4-8402-3361-6 発行年月 : 2006.2
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)

有川さんのハードカバー第三弾もやっぱりLOVE! 怪獣は出てこないけど軍隊でラブ! コメディーっぽいけど。そして王道だけど。ざっと読み始めた時点で王子の正体はバレバレですがな。ボケつっこみのバランスがよい。
そして熱いな。主に女性主人公が。天然ボケとはこういう人のことを言うのだ。小牧は冬原とかぶってる気がしないわけじゃないが上戸なのでいい。しかしこの「あこがれの人を追っかけて」ってシチュ、有川作品で見たような気がするんだが……3作品しかないのに思い出せない。いや、海の底のラストじゃないんだ。あーもー気持ち悪い!

メディア検閲に対抗する、という関係でいろんなメディアで紹介されてた記憶があり、また本の雑誌の上半期エンターテイメント第一位を獲得したため今うちの本屋でも平積みになってたり(これを機会に電撃文庫の新刊も入れましょうよ。もしくは夜魔とかシフトIIとか)、メディアワークスのハードカバー戦略も外れてはいないな、と思った次第。図書館戦争おもしろいと思った人、既刊読んでも損はしないと思います! 
図書隊と良化部隊の戦闘シーンは迫力満点ですし、もう一つのクライマックスでも図書隊と警察の軋轢とか、やっぱこの人の作品は実写映像化に向いてると思う。

大ボケ山猿笠原が図書館の内勤で四苦八苦するところなんかは耳が痛いです。半年たつけど未だにベストセラーしか見つけられませんごめんなさい店長

そして「日野の悪夢」の生き残り、稲嶺の信念に惚れた。義足にギミック仕込むなんてどこのアニメですか。

『荒野のカナ』はなんとなく、キノとキーリをかけて二で割ったようなイメージ? (そのままじゃん)
表紙も読み終わってからじっくり眺めてニヤニヤしましょう。ザウエルとか。(そこかよ)

続編「図書館内乱」では家族にばれたり王子様の正体がばれたりするんですね? 「正義の味方じゃない」図書隊がみられるのですね。期待してます。

Yahoo!ブックスインタビュー 有川浩 http://books.yahoo.co.jp/interview/detail/31662609/01.html

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ルナティック・ムーンV 藤原祐

ルナティック・ムーン (5) 作:藤原祐 イラスト:椋本夏夜 (電撃文庫)

ルナティック・ムーン〈5〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3022-6 発行年月 : 2005.4

完結。きれいに終わってしまった。この世界が大好きだったんです。何も解決してないのかもしれないけどほんのり希望があるのは一巻から変わらなくて、大団円だなぁと。
グロいのも変わってないけどね! 最後まで痛かったな! 想いとかも含め。

メインシーさん暗躍、因縁の対決、復讐、ラスボス、稀存種、したいこと。いろんなことが起こったけど、生きてる人にも死んじゃった人にもいつかは帰ってくるはずの人にもそれぞれの思いがあって、それが書ききられていたですよ。そういう意味では対決モノ少女漫画に近い作品である感じですか。いやあ、最後までびっくりしたのはトマズでしょうか。そうくるか。イユには本当に幸せになってほしい。
いや、こんなに傷だらけになって手に入れた二人の幸せが、続いたらいいなと思う。

ひっかかったのは第七だけ、次が生まれた後も能力らしきモノを使えたってのがおかしくない? とか、再構成のあたりはどこかの最終回なんかを思い出すような、いやでも自分ならどう書くのか、といったらコレしかないよね。あんなのもうデータベース化してるのか。

しかし何よりあとがきで「後悔はありません」と言い切った物語だもの。それだけの想いは受け取った。本当にお疲れ様でした。(今頃だけど) ありがとうございました。

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学園キノ 時雨沢恵一

学園キノ 作:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白 (電撃文庫)

学園キノ (電撃文庫 (1283)) ISBN : 4-8402-3482-5 発行年月 : 2006.7

この本を買ったときの心境……「毒を食らわば皿までっ!」
なのにさーなのにさー、イラストも本編も書き下ろしないのかよ! 読みどころはあとがきだけじゃん。(それが重要な位置を占めているのは否定できない) あと肉筆らしきものもついています。幕末でもなんでもやりなよ! 幕末なのにリヴォルバーなのか。確かに坂本龍馬が持ってたか?

この本は何かと問われれば、キノの旅4巻あとがさの具現化。要するに作者による二次創作。海賊本のイラスト・あとがきも完全収録。真ん中のページにもピンナップついてます。ついでに言えば海賊本のあとがきで語られていたポスターも具現化されてます。「警察の国II」はやりすぎじゃないのー。「ヘルメットをかぶって安全運転を」ぐらいにしときましょーよ。日本国に合わせてさ。(使用イラスト・5巻表紙/ゲームプロモイラスト)

で、木乃は元気な普通の女子高生で「謎の美少女ガンファイターライダー・キノ(外見ほどんど変化なし)」で、エルメスはしゃべるストラップで、静はちょっと変わった年増の高校生で「純白の正義の騎士・サモエド仮面」(かなり扱いひどい)で、陸は犬山・ワンワン・陸太郎で「ワンワン刑事」(こっちも扱いひどい)で、師匠は心優しいおばあちゃんで、おばかな話です。ティー・ハンサムは未登場。「キノの旅」を全然知らなくてもドタバタコメディーとして楽しめるでしょう。
元ネタ濃すぎるんだよー! ジョン・ウーの映画なんて見たことないんだよー!
わかった元ネタなんて「今煌々と(以下略)」のピザ屋の「ヤメレ! くっちまうど!」だけだ! (学研学習漫画「できるできないのひみつ」の豚の台詞) ……それもそうとうピンポイントなネタだな。
ま、楽しみ方にちょっとコツが必要ですよ、ってことでしょうかね。祭りなんです。非日常なんです。これも作者のやりたかったことなんです。帯の言葉は嘘じゃない。

ちなみに元ネタはChenowthさんの駄文ハイムの「駄文」の中の「キノの旅を四倍楽しむために」にいくつかまとめられています。お疲れ様です。

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空ノ鐘の響く惑星で11 渡瀬草一郎

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (11) 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (11) (電撃文庫 (1286)) ISBN : 4-8402-3485-X 発行年月 : 2006.7

ラトロア生活編。いやほんとに空気感でてると思うんだよねー。クライマックス直前に漂わせていいものなのかはわかりませんが、嵐の前の静けさってことで。
パンプキンはカボチャのまま寝てるそうです。まじでー。

まあそんなわけでカボチャも芸人をしつつカトルでイリュージョンしつつ、イリスはツンデレつつ、味方陣営は旅をしつつ風邪を引きつつ、エアル血族とかも顔見せしてハーミットとシルヴァーナはお風呂でバッタリとかしてますが本筋はリセリナです! 彼女の自己犠牲的心境をじっくりと。日記はよかったなぁー涙出るよ。
クーデター未遂とか死の神霊の秘密とか、超クライマックスですね。気になるっ。

で、だ。シュナイクがかわいいんですけど。笑顔で差し出す毒々しい緑色の劇マズ風邪薬。殺人的甘さらしい。いいキャラだ。
で、ユーディエと親密になって死亡フラグたちまくりなカトルがー。眼に見えぬ者と目が見えぬ者、好きなんだけど。なによ、それエイミーかシズヤに見つけてくれって言ってるようなモンじゃん!
いやあ、教授って三十代前半らしいよ。うわぁ若い!

死の神霊の秘密は、どんだけ地球は資源豊富なのかと……(そこかよ)
こうなってくると悪役がいなくなっちゃった? それもそれでいいんだけどねー。バニッシュがどう転ぶかな。
メビウスはクローン確定ですね。イラストでは結構額は空いてるような気がしますが……気にしないっ。

そして12巻で完結だそうで。うれしいような寂しいような。とりあえず今回の裏表紙が12巻を読み終えたときもの悲しいものになってないことを祈ります。パンプキンキャンディー(泣)

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ダブルブリッドIV 中村恵里加

ダブルブリッド〈4〉 作:中村恵里加 イラスト:たけひと (電撃文庫)

ダブルブリッド 4 ISBN : 4-8402-1683-5 発行年月 : 2000.11

あれあれ、中国って今後の本編には関わってこないんだ……? (吸血鬼も関わってませんが何か) 国家レベルと単発旅人じゃやっぱなんか違うのかなと思うじゃないですか。

ともあれ新キャラ新勢力も登場で向かっていく方向が決まった感じですね。明確にバッドエンド強調してきたし。ラスボスとそれに対抗する組織と、傍観的にいようとする主人公と。出向ここで終わりなんだなぁ。このまま優樹と太一朗は別れてしまう……わけでもなかろう。そういやこの後は表紙に優樹しかいないな。うわー! 厳しくなっていくわけですね精神的にも肉体的にも! 心理描写も多くなってきたことですし。グロいのはいつものことですしっ! そう気づいてからカバー絵見ると切なさ倍増。
で、明確な転換点であるようなのにあまりインパクトがなかったというか。これまでのまとめのように感じられたな。すべてがあっさりしている。
でもその中にも、高橋幸児との対比とか切なさはしっかりとあったのですが。

しかし脇役も存在感がありますね。ナイフかじったりとか……それは相当痛いケガの仕方だと思うが。高橋幸児もこれでリタイアと確定してないよねこりゃ。先生も傍観者ではいられなくなるんじゃないだろうか。

いい意味でも悪い意味でも転換点、になってくれればいいのですが。今後に期待。

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ルナティック・ムーンIV 藤原祐

ルナティック・ムーン〈4〉 作:藤原祐 イラスト:椋本夏夜 (電撃文庫)

ルナティック・ムーン〈4〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2845-0 発行年月 : 2004.11

やー、面白いじゃんこのシリーズ。この巻で稀存種の秘密と混乱の真相、エデンの目的やなんかが明るみに出てもうなるほどですよ。人もあんまり死ななかったし。(あんまり?)イユとかは心配ですけど。あー極端に走っちゃいますよこの子。痛々しいー。シオンの秘密は体調にも影響があるだろうなぁ、と思って。結構大変だろうなぁ。しかし、ヒロインにも容赦がないねぇ……精神的に。主人公にもだけど。そっかー、稀存種ってイキガネも操れるのかー。すげーな。

いきなり半年後だったんで面食らったけどルナもシオンも第二階級で、総括と副総括をやってたり。強くはなってるんだが悩みまくってる様子が二人らしくて。
危機の乗り越え方も二人ならではというか、最善の方向だったというか。今回のヤマはここですねっ!

エンダとかロイドとかミュリエルの狂いっぷりもなかなかのもので、これぞルナティック。いやいや、カロマインも結構なものだったんだけど。

でもやっぱりわからなかったのが揺り籠の仕組み。イユが「帰りはいきなり」とかいってるから自動的なんだろうけど行方不明者が出るってことはやっぱり一定の条件があるんだろうね。イユも帰ってこなかったみたいだし。行きが出産に例えられるなら帰りも二回目の出産なのだろうか。

さて、あとはシメが残るのみ。楽園をどう壊すのか、ケモノがどうなるのか、あとカロマインとロイドの対峙がどの方向に向かうか、フィオナもどう動いてくるか。エンダは見守るだけっぽいな。レインさん生き残ってほしいな。リデルはさようならだろうな。気合い入れて読みます。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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