カテゴリー ‘ 富士見書房

フルメタル・パニック! 放っておけない一匹狼? 賀東招二

放っておけない一匹狼(ローン・ウルフ)? 作:賀東招二 イラスト:四季童子 (富士見ファンタジア文庫)

放っておけない一匹狼(ローン・ウルフ)? (富士見ファンタジア文庫―フルメタル・パニック!) ISBN : 4-8291-2857-7 発行年月 : 1998.12

ドラマガで連載されていた短編に書き下ろし1編付の短編集。
ドタバタです。ほんのりラブコメです。これぞフルメタな感じ? (二冊目で何を言うか)

南から来た男
誰かが開けた形跡があり、爆薬が仕掛けられた可能性があるので下駄箱プラスチック爆弾で爆破。みごとに舞い散るラブレター。そんな感じの日常。(笑)
そして告白の待ち合わせに対ゲリラ装備で待ち構える。顔はいいんだよなぁ、常識ないけど。そんな常識を見せつけられるとカナメ以外の女子は逃げるよなあ。

愛憎のプロパガンダ
女の嫌がらせ@フルメタ。
アンタが真っ先に信じるのかー! たしかに女子高生で高級腕時計してたら怪しいことは確かだな。

鋼鉄のサマー・イリュージョン
海水浴@フルメタ。
あれよあれよという間に人質奪還作戦に。カナメさん、泣けるねぇ、そのソースケのリアクションは。完璧に服装覚えてるのになー。

恋人はスペシャリスト
吉本新喜劇@フルメタ。(いや、こういうネタ多いんよよしもと)
うまく行くのかと思いきや最後に地雷踏んでますね。
ミズキはレギュラーに定着か。顔はいいんだよなぁ、一生懸命だしいいこなんだけど。

芸術のハンバーガーヒル
写生大会@フルメタ。
先生抽象的な指示与えすぎ。(笑)
ちなみにうちの高校は芸術選択制で私は音楽に落ちて書道を取ってました。
故に写生はしたことがない。

シンデレラ・パニック
シンデレラ@フルメタ。
一味違った教訓を与えてくれる力強いシンデレラでした。
もう、ロケットに魔法詰め込むとかムチャクチャな魔法使いでした。
妙な教訓を生かした王子でした。

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GOSICKIII―ゴシック・青い薔薇の下で― 桜庭一樹

GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で 作:桜庭一樹 イラスト:武田日向 (富士見ミステリー文庫

GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で (富士見ミステリー文庫)

姉からの手紙には、ソヴュールで買って欲しいものが書かれており、友達への贈り物として着物が入っていた。それを贈られたヴィクトリカは帯の結び方を聞かなかったためにお臍を出して寝てしまい、みごとに風邪を引く。首都に買い物に出かけた一弥は、都市伝説の元となったと思われる人が消える事件に遭遇する。

ヴィクトリカが風邪なので、今回は電話で首都と聖マグリット学園を繋ぐ安楽椅子探偵方式。ミステリー度は下がりまくってるっていうかもう学園七不思議見たいなノリだけど(試着室に入った女性が消えるというアレ)、着物姿のヴィクトリカとか素直になれないヴィクトリカとかがかわいいのでよしとする。
でもねー、アナスタシアはなんで馬車に乗ってたんですかー? てっきり王女と関係あるかと思ったのに。(舞台が壮大になりすぎますよ) 結局人攫って売ってたの? と疑問はたくさんあったり。

アレキサンドライト、ジェムケリーのCMで一時期ブラウン管によく出てたやつだね。
グレヴィール警部の頭、当たると痛いってなにで固めてるんだろう……。はなわのアレだって倒せるぐらいペコペコなのになあ。ドリル頭の謎はとけたり。そっか、純情なんだね。

あとがきによると次はアブリルとヴィクトリカが初対面なんですって。気になるわね。

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フルメタル・パニック! 戦うボーイ・ミーツ・ガール

戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! 作:賀東招二 イラスト:四季童子(富士見ファンタジア文庫)

戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫) ISBN : 4-8291-2839-9 発行年月 : 1998.9

第一弾の放送は「本気になれない~」のあたりだったかと記憶しておるのですが、まぁ第三弾の放映も終わって、スーパーロボット大戦にも参戦したことですし、ここらでいっちょ。どっちも手触れてないんだけどね。……予想されたことだけど、現存兵器とSF兵器の見分けがつきません! (ダメダメ) 名前がー、M-6とか言われたら銃かと思うじゃん? (これだから中途半端なオタは)

前半はエリート傭兵の少年が、世界各国の諜報機関に狙われる女子高生のかなめを護るために学校に潜入。日本の一般常識が足りないために巻き起こるドタバタラブコメディー。後半は、修学旅行のジャンボジェットがハイジャックされて盛大にドンパチいたします。
こういう世界ではソ連があったほうが面白いよね。ファンタジー的要素も多大にありつつ、軍関係に詳しい人が読んだら楽しいんだろうなぁ。
ASはモビルスーツよりスーツっぽい気がします。
320円のハンバーガーに時代の流れを感じます。今マクドってハンバーガーいくらなの?
戦場ではないところで身の危険を感じまくるってのはアレだね、面白いね。

高校で銃が本物だってばれないのがすごいよね。(ばれたら話が続きません) ごった煮な感じで面白い。ほどよく謎も残しつつ、続きが気になるよね、と。
宗介も只者でなければかなめも只者じゃない。シリアス話も違和感なく。
そしてラブコメといえば三角関係だと思うのですが……戦争バカ分があるから二人目の彼女なんて必要ないかも。あ、テッサでいいのか。

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平井骸惚此中ニ有リ 其伍 田代裕彦

平井骸惚此中ニ有リ 其伍 作:田代裕彦 イラスト:睦月ムンク(富士見ミステリー文庫

<平井骸惚此中ニ有リ 其伍 (富士見ミステリー文庫)

完結です。あらやだもったいない。まああとがき見てしまうとしょうがないかなと思います。でもこれ以上ないくらいのラストだったと思います。5冊って読み返せるしねぇ。いやでも涼さんそれさらっと言ってるけど並大抵の努力では達成できないのでは……ねぇ。相手が相手だし。
それとだれか他の語り手いないのー! 番外編もぜひ読みとうございます……某少女を実現させるには太一をソヴュールに行かせるしかないよね。

さてさて、季節は冬、涼嬢は女学校のご学友、千津瑠嬢からのお誘いで河上くん共々ホームパーティに出席することに。偶然にも同日、骸惚先生と澄夫人、はつ子ちゃんは骸惚先生の腹違いの弟君、大河内伯爵主催のチャリティパーティーに出席されることに相成ったのでございます。
其のそれぞれのパーティーで巻き起こる事件、師弟はどのように挑まれるのでしょうか。

骸惚先生や澄夫人、そしてはつ子ちゃんのドレス姿も拝めて眼福でございます。あ、河上くんの詰襟姿もありましてよ。
それよりもなによりも河上くんがキメ台詞をびしっと決めていてくれてビックリなのでございます! 首なし死体ってだけで大体の予想はつくわけですが、二つの事件は繋がるところはさすがでございます。
みすてりぃとLOVEに継ぐテーマ、素人探偵は事件にどう向き合うべきか、も太一君の中で一応の区切りがついたよう。ああ、完結なんだなぁ。次回作も応援してます。

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GOSICKII―ゴシック・その罪は名もなき― 桜庭一樹

GOSICK〈2〉ゴシック・その罪は名もなき 作:桜庭一樹 イラスト:武田日向(富士見ミステリー文庫

GOSICK〈2〉ゴシック・その罪は名もなき (富士見ミステリー文庫)

『“灰色狼の末裔”たちに告ぐ。  近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する』不思議な広告をヴィクトリカに見せたところ、夜中に学園を飛び出してしまった。歯医者に行くんだと思ってついていった一弥とヴィクトリアは山間のとある村にたどり着く。

ボリュームが出た分構成もこっているかしら。
過去と現在の平行描写も前回に続いてうまく言ってるんじゃないか。
中世の暮らしをする謎の村も魅力的。
ヴィクトリカのかわいさはいつも通りで。

でも目玉にはどんな意味があったんだとか、なぜ村長は前村長室に入ることを許さなかったんだろうとか結局何がしたかったんだ新聞広告とか疑問はいろいろと。
疑問といえばアブリルの位置も疑問ですなぁ。クラスメイトなだけ? 恋敵にはなれそうもないけど。あと、学園の処置とか詳しくして欲しいー。

「君の受け取っている恩恵は、悪徳高利貸しからただでお金をざくざくもらい続けるような、奇特で不思議すぎるものなのだ」彼女の兄と話をしないわけもこんなもんで。
なにしたんだヴィクトリカ。高利貸して。

そして予言が。ああ、やっぱりなあという感じ。そこが物語の終焉であることは確定しちゃったですかね。でも希望を持てる一文も付してあったからよしとするか。

にしても狛犬泥棒どころか鼻血先輩もザ・ゴールデンブ○ジャーも連載にしてしまう桜庭さんが好きです。私的あとがき作家がまた一人増えましたか。日記もチェックしてみようー。

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GOSICK-ゴシック- 桜庭一樹

GOSICK―ゴシック 作:桜庭一樹 イラスト:武田日向 (富士見ミステリー文庫)

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6229-5 発行年月 : 2003.12

人間、食わず嫌いってのはいけないね。せめてあらすじ読まなきゃね。
時は1924年、ヨーロッパの小国の貴族学校の話ですってー! しかもちゃんとミステリー?! 私の好みにドンピシャじゃありませんか。(初めての少女漫画って伯爵カインシリーズな人) それもこれも、桜庭さんが男性だと思っていたからこその敗因か……。

占い師が殺された密室トリックをあっさりと解いたヴィクトリカ。それを自分の手柄にしてド・ブロア警部に与えられた占い師のヨットへヴィクトリカと一弥は招待された。
警部達が逃げた容疑者を追うために席を外した間、二人は一通の招待状を見つける。『~箱庭の夕べ~』 記された豪華客船に出向く二人の運命は?! 

いやー、ツンデレだね。ヴィクトリカいいね。男性名の金髪少女がエメラルドグリーンの眼でパイプすっててしわがれ声で貴族なんだよ。理屈っぽくて知識の泉の再構成言語化しないとコンタクト取りづらいんだよ。本に載ってることは何でも知っているけれど、載らない常識は何一つ知らないあやうさも魅力の一つですな。
それに対する相方の日本人、久城一弥君は帝国軍人の三男坊、個性的なヴィクトリカにおされっぱなしですが、ヴィクトリカが篭もっている図書館屋上の迷路庭園の中の植物園まで毎日プリントを持ってってあげる健気さがよろしいですね。それ以外にもいろいろ苦労はありますが、きっと役得役得。

ミステリー感も程よいぬるさで、それよりも時折混ぜられる断片的過去と現在などの構成が凝ってて、とてもわたし好みでございます。
大戦がほのめかされてるのも興味深いですね。ソヴュールの「フランスとイタリア」の間にあるって立地状況もどっちにつくか見当つかないし。
気になるカップルですね。へんな意味でも。

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平井骸惚此中ニ有リ 其四 田代裕彦

平井骸惚此中ニ有リ 其四 作:田代裕彦 イラスト:睦月ムンク(富士見ミステリー文庫)

平井骸惚此中ニ有リ 其四 (富士見ミステリー文庫)

絶縁に近い状態のご実家からの突然のお手紙にて、呼び出しを喰らった骸惚先生。澄夫人を連れ立ってのお里帰りとなりました。そんなこんなで平井家は河上君がお守りすることに。そんな秋も近づく九月の一日、後々に関東大震災伝えられることになります地震が帝都を襲い。風邪を引いた涼嬢と学校帰りのはつ子ちゃんを連れ、とある空き地に避難した河上君、そこでご一緒した人々の中で事件が起こってしまったのでございます。

そうか、大正十二年って大震災の年か。そりゃ夏終わらないよ……。
素で気付かなんだ。数字のことは突っ込まんでください。

震災ならではのミステリィ。いつになく太一頑張ります。しかし迂闊・粗忽・お調子者であることは変えられず。
いやあ渥美君はどうするんだろう、富士ミスにしちゃあ重いよ、と思ったらそう来ましたか。いや、巖さんの殺害状況ぐらいはわかったけどもね。
にしても河上君、ちょいと惚れっぽすぎやしませんか。いや、涼嬢のツンが観れるからいいのですけれどもね。そしてめずらしく帝大生っぽいところが垣間見えました。足長おじさん原文で読んだんですってよこの男。初めて負けた気がしたわ。(最初から負けてるんじゃなくって?)
「ごっこ」とかLOVEだねぇ。うまいよ。

やっと一人ですべて解決して、骸惚先生にご報告、と思ったらやっぱり骸惚先生に締められた。いや、やっぱりこれがないとね。

ますます「あの人」がわからなくなってきた……。はつ子ちゃんって線もなきにしもあらずか。「平井骸惚」が実在してるなら『平井骸惚此中ニ有リ』って本がが実在してるのおかしくない? つーことは作中作以外のの平井骸惚はフィクション? っていっても世の中にはもう最終巻が出ているのですけれどもね。

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ブラインド・エスケープ 樹川さとみ

ブラインド・エスケープ 作:樹川さとみ イラスト:藤田香 (富士見ミステリー文庫

ブラインド・エスケープ (富士見ミステリー文庫)

ある日の放課後、箱入りお嬢様・青野由貴の下駄箱にはウサギのバンドエイドが巻かれた男のものと思われる小指が入っていた。「声をたてるな」と後ろから声を掛けた派手な茶髪の高校生の腕には手錠で繋がれたビジネスバッグ。男、高嶋を脅迫する相手は病院を爆破し、そして二人だけの逃避行が始まる。

実にベタでよいですね。LOVEですなぁ。青春っていいね。ああ、これってヘルシンキ症候群(ストックホルム症候群?)とバトロワ組み合わせてあったのか。とコレ書きながら思った。我ながらそしていつもながら頭の回転が遅い。こう、由貴が惹かれていく過程もアクションも映画化してもよさそうなスピード感で。それに藤田さんの絵でものごっつ萌えることができました! 絵で手にとって悔いなし! 楽しいひとときをありがとう! 

でも緊迫感はいうほどなかったような……最初の場面に戻るまでがちょっと長かったような気もしましたし。だって男子高校生が手元観ずに装弾できるとは思えないじゃん。最後に父を見たときには元気に四十五口径ぶっ放してたってそれはどこ。日本ですか? 地毛が茶金ってお母さんは金髪看護婦とかですか? 隔世遺伝ですか? スケールがでかすぎて実感わかないというか要が完璧すぎるというか……うーん。たしかにピンチの連続なんだけどねぇ。なんか安心感があるっていうか。
協力者の立古白雪も技術すげーし。反対に名前のほうは懲りすぎで逆に違和感がなかったというかー。

ま、こんなの楽しんだモン勝ちです。やっぱりミステリーじゃないけどねー。

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東京タブロイド 新都疾る少年記者 水城正太郎

新都疾る少年記者―東京タブロイド 作:水城正太郎 イラスト:しのざきあきら(富士見ミステリー文庫

新都疾(はし)る少年記者

北海道から上京した東京社会新聞社に入社するため15歳の男の子・天瑞遊馬が乗った汽車は干からびた死体を轢いた。軽く事件のあらましを説明して見せた遊馬に食って掛かった少女は「吸血鬼は存在する」と主張する。そして向かった新聞社はオカルト重視のタブロイド紙を発行しており、オカルトを否定する立場の遊馬は入社を断ろうとするが……。

えー、初水城。
持ってた知識は猟奇、主人公CV:石田彰ぐらいか? (アニメイト通販でBL系に分類されてたけどいいんですか? 誰と? 今後そんな展開になるんですか?)

うーんとね、なんで昭和29年にしたのかわかんない。登場人物が現代的すぎる気が。戦後って雰囲気を残したいなら、宗教少女はないんじゃない? 8年前に現人神って国家宗教が目の前で崩壊してるのに、信じ込めるもんなのかねぇ。
それと、その年代使うんだったら主人公に「世の中に不思議なものなんて、何一つ無いんですよ」とは言わせてほしくない。アレとダブっちゃうから。
拳銃とか外国人とかチンピラとか復員兵とか中学卒業して即就職とか、ここでしか使えないネタもあるんですがね。マッチしているかと言ったら違うと思う。

それ以外はラブコメあり、オカルトありで楽しめたんですがね。吸血鬼とか。
猟奇王が思ったよりもかっこ悪くて笑ったー。愛すべきキャラクターだ。
もちろん主人公も、特技「馬術」と「魔術」と聞き間違えられてオカルト嫌いなのにアヤシイ新聞社に成り行きで入っちゃうしね。「自分が頭がいい」って否定しないしむかつくわーv

で、そのインクはぬぐうだけで落ちるレベルなのか? 顔うずめてるのに?とか、ミステリ面でも突っ込み放題ですが、ま、富士ミスだしねー。オカルトだしねー。
主人公とデコボココンビの麻衣子もいいパートナーだと思いますよ。うん。
新聞社社員は全て女の人で、ちょいとハーレムっつーか尻にひかれるっつーか。がんばれ遊馬。こんどは是非麻衣子の魔術を見てみたい。

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Dクラッカーズ7-1 王国-the limited world- あざの耕平

Dクラッカーズ〈7‐1〉王国―the limited world 作:あざの耕平 イラスト:村崎久都(富士見ミステリー文庫)

Dクラッカーズ〈7‐1〉王国―the limited world (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6227-9 発行年月 : 2003.12

初めて扉見たときには萌え死にそうになりましたわよ! 6巻がそんなハードな展開になるとは思ってないからさ! や、7-2の扉も知ってるから、ほっとしたけどもですね。

景ちゃんまで全てを忘れちゃうのかぁ。恐るべし王国。前巻の最後で梓は覚えていてくれるのかなぁト思ったけど甘かった。景の記憶をなくしたみんなに時折現れる思い出のフラッシュバックが切なくてさ……。でも水原と景ちゃんのヤツはどこなのか見当も付かないんだけど。あんな場面あったっけ? ショートかと思って見直したけど発見できず。どこだ……?

千絵の頑張りがこれまた勲章ものですね。バラバラになっていく仲間たちを引き止めることができなくて、それでも取り戻そうとして。みんな辛いには違いないんだけどさ。
その先に実現した再会の場面もどこまでも二人らしくて。絆だねぇ。

遅れてきた水原なんて燃え燃えー!! ヤツに燃えることがあろうとは誰が予想したでしょう。
切なさ、愛しさ、いろんな感情が全開ですよ。
年少組の三人も、それぞれにそれぞれの努力が。正直ヘンなの増えたなぁと思ってた私を許してください。

狂犬、ものすごいストレスだっただろうなぁ。ヤツは森の素晴らしさ説いてくるしさ。自分はしゃべれないしさ。でもなんかライバルの二人には通じ合うものがあったみたいで。それだけでもよかったかな。
茜の怒りもごもっともで。それすらパワーに変換してしまう姐さんに敬礼。

舞台は揃った。ちょー気になるところで切れてるので、7-2に行ってきます。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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