がるぐる! Dancing Beast Night<上> 成田良悟
がるぐる!〈上〉 作:成田良悟 イラスト:ヤスダスズヒト (電撃文庫)
表紙は女の子ばっかりだけど、中身は熱い男たちのドラマです。たぶん。
またっつーかなんつーか、引き。丸ごと予告編見せられたような感覚。期待は十二分にしますが、全体的な感想は下巻読み終わってから書きたいところですね。しかし、新登場人物や今まで出てきている人物総出演、最後に帰ってきたあの二人もドでかいことやってくれそうな気満々です。
今回の主役級は八雲ですかね。そんなヴィジュアル系だとは思いませんでしたよ。運動神経いいんだなぁ。そりゃ一日に複数人殺すには必要か。頭の回転も必要か。正常だと思い込みたい殺人鬼ってどこまでも成田っぽいキャラだと思う。
海賊本にちょっと顔を出してた探偵姉弟もインパクト十分です。第二のバカップルな癒し系になってはくれないでしょうか。(弟の苦労は絶えなそうだけどね) にしてもあれだ、松田優作のネタとかさっぱりわかんないのか悔しいわ。西部警察ってそこから考えて何年前のネタなんだよ! 裕次郎だぜ。みたことないよ!
名前だけ出てきてたあいつの正体みたいなものは、そうきたか、と思ったよ。複数の観測人ね、それってデュラとちょっと被っちゃったりしないのかな。あっちは主体じゃないから大丈夫?
八雲と探偵姉弟、葛原と金島、犬二人、東区画と西区画、まだ全然繋がってないためにどういう縦糸横糸になるかがすごい楽しみ。予告編みたいな見開きページに書かれた会話の断片が大体誰が話しているのかわかるのもさすがですね。にしてもコレ、一巻で収まるのかな。成田さんはまだ書いてる途中みたいだから、そのうち三巻構成になってたりしたらどうしよう。
コメントはありません。