カテゴリー ‘ 富士見書房

殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― 風見周

殺×愛 0 ―きるらぶ ZERO― 作:風見周 イラスト:G・むにょ (富士見ファンタジア文庫)

 発行年月: 2005.06 ISBN : 9784829117316

世界の破滅直前です。超セカイです。ベタだがそれがいい。(ベタと少しの意外性、これが自分の超好みらしいです)平和な日常、壊していく自分、異質な自分。知らないクラスメイト、知っている転校生、死にたくて生きたくて、約束を信じたくて。
簡単に消えてしまう全て。思い出も簡単に紙吹雪になってしまう。攻撃はできないけど、くいとめられることはできるはず。

さて、天使禁猟区の天使の階位はどこまで目安にしてよいのだろう。(調べろよ)思考実験なんかは読み慣れてるのでさらっと読めます。(それが一般的だとは思いませんが)日常は指標。

なんだろう、幼馴染の片想いって気付いてももらえないっていうテンプレートでもあるんでしょうか。いや、幼馴染に感情移入する理由もないんですが。主人公がテンプレなのか、幼馴染がテンプレなのか。(両方?)
つか、凪沙はツンすぎるだろ。来夏なんてかわいいもんだよ。

えと、死霊はここでもネタ本だった。つか楽天ブックスの関連商品がほとんど殺×愛な件について。一つぐらいレジンでもいいじゃん! 君ちゃんがかわいそうだよ! (ひめひめじゃないのか)
そして同じく読みにくい本に挙げられた日本霊異記がかわいそうにゃ。あれは読み方があるんだよー! (死霊にだってあるだろ)
縁遠は読みがなつけるなら「えんどお」だと思う。パソでも変換できんし。丹闇はちょっとかなりにやけるね。

銃ステキ。デザートイーグル50EとかS&Wとかでてくるよ。

まあゼロなので出会うまで。あの人に会うために他の女性と愛しあう。殺すために愛しあう。なんて破滅的。咲夜メガネは反則だよっ!

え、声優補正入ってるでしょって? 否定はしないっ! (しないのかよ)

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GOSICK6―ゴシック・仮面舞踏会の夜― 桜庭一樹

GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 作:桜庭一樹 イラスト:武田日向 (富士見ミステリー文庫)

GOSICK 6 ISBN : 4-8291-6375-5 発行年月 : 2006.12

目次見た途端に「おおるはいるぶりたぁぁぁぁにあぁぁぁぁぁぁ!」とかいいそうになんかなってませんよ、ヨーロッパだもん! 今回はブリタニア「公妃」さんが列車に乗り合わせたそうで。ああ、ベルゼブブの帰りに飛び込んだやつですね。あと「孤児」「木こり」「死者」、で「灰色狼」と「家来」。仮面を被ったコンパートメントの面々と過ごす一夜、起こる事件。

もう、「木こり」のタロットのイラストがミュシャ風味ですごいステキ!
蒸気機関車とかもいいねぇ、ああアール・ヌーヴォーですね。今までそんな雰囲気なかったですよね、科学アカデミーとオカルト省なんかはあったけど。そんな時代なんだなぁ、そりゃヴィクトリカも一弥にこぼすよ、「おかしな時代に生まれてきたことだな」って。たとえ今でもそんな話するかもしれませんけど彼女なら。

ちぇっ、虫で殺したかと思ったのに。

もう心置きなくL・O・V・Eですよ、furifuri分はいつもより少なかった気がするけど。表紙もエプロンドレスですしね! コスプレ万歳。
兄弟愛とか親子愛とか溢れてます、ツンデレはもちろんね! 他人にデレたよヴィクトリカのヤツめ! 決意はともかく時代は流れていくんだろうよ久城。うわわわあああん!

あとがきは相変わらず楽しませてもらえます。自主缶詰なんて誰かとか誰かとかに爪の垢を煎じて飲ませてやりたいね! 妖怪検定の話はどっかで聞いたような気がした。あああのときの。……鳥取にもそんな日があるんだねぇ。

他刊の感想
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しずるさんと無言の姫君たち The Silent Princess In The Unprincipled Tales 上遠野浩平

しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales 作:上遠野浩平 イラスト:椋本夏夜 (富士見ミステリー文庫

しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6374-7 発行年月 : 2006.12

今回はー、「白雪姫」「人魚姫」「眠り姫」「赫夜姫」の四本です。うむ、童話をモチーフにしてもらうとおもしろいね! 色々なものがあるだけに切り口の違いが楽しめる。とくに人魚姫は読んだばっかりだしね。(連載はこっちの方がだいぶ早かったはずですが)

裏テーマは権力。まぁおとぎ話だもんなぁ。ヘンゼルとグレーテルぐらいか、市井の主人公って。(雪の女王とかマッチ売りの少女とかもあるよ)
ちょっと遠いような、近いような。わかるような、わからないような。
常識で考えるといけないのか。常識ってかなりあいまいなものだけど。

いやー、リセットかリミットかわかんないけどホントに出てきちゃいましたね、完全犯罪できちゃう人が。(え、リミットもできるよね? リセットもリミットに化けてたりしてたよね?)どーすんのよ、ミステリじゃなくなっちゃうじゃん。(MPLS以外の事件を取り上げればいーじゃん)(つか歪曲王いたよね、影法師に)

いやいや、このシリーズの醍醐味は何気ないやり取りで謎が解決していく爽快さですな。気付かんわ、その視点には。

「姫」にしずるさんも含まれる、っちゅーことでなんだか今後のしずるさんの処遇について言及されたようなされてないような。
チクタも終わりか? と思わせると新展開でした。うーん、でもまとめに入っちゃってる気がするなぁ。よーちゃんとの関係も動いてきた感じだし。
さて、次の巻が出るのはいつかなー。

他刊の感想
しずるさんと偏屈な死者たち しずるさんと底無し密室たち

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SLASH/DOG 1 ―スラッシュ・ドッグ 胎動― 石踏一榮

SLASH/DOG〈1〉スラッシュ・ドッグ 胎動 作:石踏一榮 イラスト:横溝大輔 (富士見ファンタジア文庫)

SLASH DOG 1 ISBN : 4-8291-1849-0 発行年月 : 2006.8

高熱で参加できなかった修学旅行で、豪華客船が沈没。同級生233名を失い新しい高校に通い始めた鳶雄は死んだはずの幼馴染の姿を街中で見つける。追いかけていくと我を失いねずみを獲って食べていた友達に襲われる。そこを助けてくれたのは鷹を連れた少女だった。

えーっと、233人+黒幕を料理好き男子高校生with犬・女子高校生with鷹・不良with猫で倒すぜー、という話。
展開的には……なんとなく、それってアリか、と思ってしまったのが一つ。まぁ233人を3人で迎え撃つなら回復は必要か。しかもこっちの技「覚えた」っていわれたらその攻撃は全員に効かなくなるんですよ。ただでさえインフレしそうなのにっ、すごく加速しそう。あと親ですな。(文句多い)
いやしかし、切な系の場面はうまく決まってたんではないでしょうか。腕はちょっと怖いと思うけどな……つかちょっと不便だと思うけどな。小さくて。
主人公たちのがけっぷち度が半端ない気がするので、続きが気になりますよー。幼馴染ルートがふさがれているのは非常に残念ですが!

さて、1巻が出て半年がたってるわけですが続巻の情報はなし……まさか打ち切られてる?! なぜだ。ファンタジアと私をつなぐ細いパイプの一つなんだ頼む、生き残ってくれ石踏一榮。

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GOSICKsII ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― 桜庭一樹

GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― 作:桜庭一樹 イラスト:武田日向 (富士見ミステリー文庫)

GOSICK s 2 ISBN : 4-8291-6352-6 発行年月 : 2006.5

短編集ー。第二弾ー。前のパズルの回答編もありー。

今回は学園から生徒たちがいなくなった夏休み。ベルゼブブに送られる前の時系列ですな。ヴィクトリカはなぜか芝生で丸くなっているので、一弥は日傘を差しかけてあげる。で、バカンスに出かけたアブリルやら日本のお姉さまの瑠璃さんやらから来た手紙やら、謎の懺悔手紙やらを読んでいく形式でござんす。

1よりもまとまりがなかったというか。瑠璃さんや武者小路さんや吉良、ミス・ラフィットやグレヴィールとジャクリーヌさんの関係など、キャラの裏を読むのは楽しいのですけどね。新登場人物と見せかけて……もあるし。そうじゃん、日本に話飛ばしたんだったら河上くんとかコラボったりできなかったんですかー! 河上くんが吉良追い詰めたり。(吉良犯人確定ですか)田代さんは機会があればやろうとしてたみたいだったけどねぇ。ミステリ要素は本当に、期待しないでね、みたいな? (まあ最初から富士ミスですしねー)
武者小路さんの懐の深さに、この二人のこの後は見ることができるんだろうかという不安に襲われました。だって……ねぇ? 迫ってるよ?

しかし、下駄はいいものだぞーヴィクトリカ。ジャポニズムに興味はないらしい。そこに知恵の泉は反応を示さなかったか。(着物も興味なかったみたいだし)下駄に浴衣にいつもの帽子がさまになってるようななってないような一弥なのでした。静かな、穏やかな時間の流れ方がいいですね。戻らない夏の一コマ。ああ、切なくなってきたよ。もう。早く続きが読みたいなぁ。

仔馬のパズル
花降る亡霊
夏から遠ざかる列車
怪人の夏
絵から出てきた娘
初恋

他刊の感想
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楓の剣!三―かげろふ人形 かたやま和華

楓の剣!〈3〉―かげろふ人形 作:かたやま和華 イラスト:梶山ミカ (富士見ミステリー文庫)

楓の剣! 3 ISBN : 4-8291-6364-X 発行年月 : 2006.8

パラレルお江戸第三弾。吉原。ああ、江戸だ。
熊野から嘉一のおばあさま帰蝶さん(おばあさまは禁句)とそのお供緋那ちゃん(羽瑠ちゃんと犬猿の仲)が江戸にやってきました。用事は嘉一の嫁探し? そんな中、現場に張子の犬が残される神隠しと殺しが頻発していて楓と弥比古が追いはじめます。

進みそうで進まない、お神酒徳利の仲がいいです! LOVEです! ぜひこのままやきもきさせていただきたい。むしろ酒の力は借りるな。
ううん、美鶴の出番が少なかったですね……。もっと出張ってくるかと思ったけど。(いや、あの人も忙しいでしょう)
銀太郎扱いのふくろうさんがかわいそうです。いいかげん気づいてあげてよー。

とりあえず、「弥比古のいない生活」はベタな流れではあるけど持っていきかたが不自然だと思います。言葉の選択の問題だけかもしれませんが。そこだけ不満。ああ、「神隠し」に過剰に期待しただけかも。
しかし刃を向け合う好き者同士、ってせつなくていいね。人形、もほどよくせつない。吉原もね。
でもいろいろ軽めでしたなー。仕掛けもベタながらきちんと張られていたし、量は少なくないんだけど。

嘉一にも活躍してほしいですが1度きりの登場ではあまりにももったいないので、季節の変わり目には帰蝶さんに再登場してもらうってことで、どっすか? ほら、緋那ちゃんと羽瑠ちゃんの掛け合いももうちょっと見ていたいよね。

他刊の感想
 

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楓の剣! 二―ぬえの鳴く夜 かたやま和華

楓の剣!〈2〉ぬえの鳴く夜 作:かたやま和華 イラスト:梶山ミカ(富士見ミステリー文庫

楓の剣!〈2〉ぬえの鳴く夜 (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6348-8 発行年月 : 2006.4

二巻です! 弥比古も表紙に登場です。相変わらずの犬猿の仲というより喧嘩するほど仲がいいです。全然進展してないのはお約束。そこがLOVEです。そこに出会うは大名の高飛車姫美鶴。辻斬り事件解決のため力を貸してほしいというのであるが……。といった感じ。ぬえがあんまり表に出てこないのが意外でした。小道具扱いですね。敵勢力の象徴でもありましたか? でも「楓の剣」という言葉はいい盛り上げになってました。

陰陽師がいるもののあくまで裏方で出しゃばってこないのにいいアクセントになっていて、あくまで二人のチャンバラメインになってて楽しく読める。とはいえ若旦那と羽瑠の関係もほのぼのしていてよいのであります。ミステリー? もぬるくていいんじゃない? 因縁とかなくてさらっと読める分ストーリーは前のがインパクトあったかな。これはこれでいいんだけど。

美鶴は今後も出てきて引っかき回すんだろうねぇ。なんつーか、便利だよなぁ、両方にとってライバルで。弥彦がこの存在に心を開く時は来るんだろうか……。

言葉は今回もつっこみどころ満載というか。「黒歴史」はまだしも「木乃伊取り」にはびっくりしました。……パラレルお江戸はエジプトの情報も入ってきてるのか。

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フルメタルパニック! 同情できない四面楚歌? 賀東招二

同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! 作:賀東招二 イラスト:四季童子 (富士見ファンタジア文庫)

同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫) ISBN : 4-8291-2974-3 発行年月 : 2000.6

表紙の林水が妙にカッコいいね。こんな高校生いやだけど! 宗介だけいつもどおりなのに妙に周りにマッチしているのは……。

磯の香りのクックロビン

クックロビン=コマドリぐらいの知識はあるので「『磯の香りのコマドリ』? ハァ?」とか思っちゃったよ。そか、「誰が殺した」か。パタリロが「ポーの一族」のオマージュだったなんてはじめて知ったわ。
だって美味しそうだったんだもん。……水槽の行方が気になります。

追憶のイノセント(前後編)

指令下すだけで存在感をめちゃくちゃ出してた林水の過去について、宗介とかなめが迫る。秀才がごく普通の高校陣代に通うわけは何故なのか。
シリアスだあねぇ。普通にいい話ですな。努力もしすぎるとよくない結果になることも。

大人のスニーキング・ミッション

その広告、説明が足りないよ! 明らかに間違ってくる人多いだろ!
宗介まで面白いとかいってるし。うーん、もっと違うアプローチにしたほうが人集まるんじゃないだろうか……とりあえずそのバイトは生徒会でも公認するんですか。

エンゲージ、シックス、セブン

ウルズチーム結成秘話。
こっちもなかなかシリアスで。結局どこぞのお嬢様が誘拐されてなかったらガーンズバックはどうなってたんだ? 全力出す機会は回ってきてなかっただろうなぁ。運も実力のうち。

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カフェ<白銀館>物語一 危険な魅惑のアロマ 年見悟

危険な魅惑のアロマ―カフェ「白銀館」物語〈1〉 作:年見悟 イラスト:早真さとる (富士見ミステリー文庫

<危険な魅惑のアロマ―カフェ「白銀館」物語〈1〉 (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6177-9 発行年月 : 2002.9

++読書紀行++さん
ttp://hibiki.vis.ne.jp/bookbox/sb.cgi?search=%C7%AF%B8%AB%B8%E7
で紹介されていたので初めて知りましたが、時代物のライトノベルがあると聞けば読んでみなくては! (東京タブロイドはどうした) これは続いた様子はないし絶版っぽいけどな! それがもったいないと思うぐらいには面白かった。今回の舞台は明治三十二年でございますよ。主人公は高等小学校に通う成績一番の娘ユキ。家ではカフェを営んでおります。コーヒーに関する薀蓄も堪能できて、これはコーヒー片手に……といきたいところなんですがなかったんでコーヒーゼリー。(我が家ではなぜかこっちの方がメジャー)

コーヒー豆問屋の若旦那が殺害され、取引先である白銀館の同僚女給ケイが逮捕されてしまう。無実の罪を晴らすため、事件の謎に迫るが、といった感じ。

時代的な雰囲気含め繰り広げられる世界はとてもよいのですが、殺人事件を扱う以上誰でも殺人を犯すにはそれなりの想いがあるわけで。そこに探偵役が葛藤される流れがライトノベルっぽいのか? いかにもエゴなのに、犯人に感情移入しすぎなんじゃないかと。第二の被害者殺され損じゃんかーと思ったけど最後の手前に挿入された逸話でなんだか救われた気がしました。続いてないからアレだけど、シリーズが続いたとして探偵続けていくならユキはあまりにも優しすぎるんじゃないか。
進路的に葛藤するのは年頃ですし、お約束な感じですが。

しかしそのラストはコナンに怒られるよー。金田一少年にはよくあったパターンですけど。続編ちょっと読んでみたいけど、コーヒーはもうメインに出来るぐらいのネタはないだろうし、つらいなぁ。ミステリ捨てて雰囲気残してやってくださいよー。

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GOSICKV ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― 桜庭一樹

GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― 作:桜庭一樹 イラスト:武田日向(富士見ミステリー文庫)

GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6328-3 発行年月 : 2005.12

夏休みの終わりの日、学園から忽然と姿を消したヴィクトリカ。残された手紙には延々と一弥の悪口が書いてあり、憤慨するも元気の出ない一弥。一週間後に訪れたクレヴィール警部に修道院に移送されたことを聞き、迎えに行く。「ベルゼブブの頭蓋」と呼ばれる修道院では月に一度、満月の夜に魔術を披露する夜会を行っていた。

ちょーLOVE。口絵だけでもだいぶかわいいのー。ヴィクトリカがー。一弥もかわいいのー。殺し文句なのー。ただ、本文読んでみるとヴィクトリカが僧衣に身を包んだ形跡はないんだよね。それとか見開きカラーの場面も……まあいいか。
それよりも注目したいのはクレヴィールのニューヘアスタイルですよ。しかもアブリルに突き刺さってますよ。痛いのか……ますます何で固めてんだよ。

1914年のエピも出てきたり、いよいよ第二次グレートウォーの影が近づいてきた印象。戦闘機出てきたよ戦闘機。どんなん想像したらいいんだ……複葉機?

でもどうにも修道院が魔術を推奨するとは思えないんだな。「オカルト省」と「科学アカデミー」が対立してます、と言われてもへぇ、と思うだけだし。トリックとかももう無理しなくていいよ! みたいな感じだしな。それで法王庁騙せると本気で思ってんの? みたいな。いやでも改めて思ったんだけどこのルビの振り方は相当対象年齢低いんじゃないかと……文句言っちゃだめか。
それとかいつからばあさんなんだよ! とか。チェスドールはもっとちっさいもんだと思ってたな……。

んで、「形見箱」とかヴィクトリカの母上登場とか父上も登場とか、伏線上も色々出てきましたよ。引きもみごとというか、次の事件のプロローグがついてた。次も楽しみー。いや、自己紹介めちゃめちゃ気になるよ。っていうかヴィクトリカ、そこが安全とは全然思えませんよその人たち明らかにあの人たちじゃないですか本気で大丈夫ですか、でも学園に帰ってこれてるみたいなんでひとまず安心か。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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