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9S<ナインエス>VII 葉山透

9S(ナインエス)〈7〉 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト (電撃文庫)

9S(ナインエス)〈7〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3390-X 発行年月 : 2006.4

ADEM編終わらなかった! ああ、よくあることですね。最悪の事態は避けたものの窮地はまだ続く。そのぶん熱いし、結構厚いけどスピード感がよいです。脱出のあたりとか「いやあそりゃすげー」と思ったことは確かですが。いいんだよっ、そんぐらいしてもらわないと派手さが足りねぇ。LAFIは便利だ。ドッグファイト万歳。
闘真は頑張るし優しいし、由宇も弱りながらもがんばるし大好きだし。

しかし本当のみどころはネオADEMっ! (うーん、どうだろこのネーミング)
八代もいつものペースなのに大活躍してくれるところが! いいねぇいいねぇまさかそう来るとは思わなかったけどねぇ。勝ち方もらしいさ。そして詰めが甘いところまで、それでこそ八代。萩原はちょっとしか出てこなかったけど……まあいいや。
あきらVSサタンとか、小夜子VSなんたらとか、麻耶VSなんたらとか。最強じゃない人たちの戦いがやっぱり熱いのよね。

え、じゃあ怜の名字は確定か。たぶん妹だよね。
いろいろ秘密が見えてきそうですが。

最後に半月過ぎたのは意外。黒川の正義も見えたことですし、由宇の反撃が始まることでしょう。あとがきの「ADEM編が終わっていたとしても、きっともっと、すごいところで『以下次号』ですよ?」との言葉は真理だ。11月の8巻もきっとクライマックス。

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ニライカナイをさがして 葉山透

ニライカナイをさがして 作:葉山透 イラスト:山都エンヂ (富士見ミステリー文庫

ニライカナイをさがして (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6329-1 発行年月 : 2005.12

ロードノベル。沖縄旅行気分を満喫。そしてお供は空港に貼ってあったポスター見て悪口言ってたらその場に居合わせて怒らせてしまったアイドル宮沢梨花。ボーイミーツガールなんですなぁ。腰は低くなってしまうところが普通の男子高校生な主人公。サービスシーンもたくさんあるけど特に心は動かなかった。やはり男性向けということでしょうか。

葉山らしいなぁ。超ベタ。(王道といってあげて) ミステリーじゃないけど今の富士ミスの方針は「LOVE」だから! 問題なし! ……一応後半に明らかになる謎はあるといっておこうか。(それ全面的にネタバレ)

アイドルの名前がなぁ……あの人と一字違いだし、ユンタの聞こえてくる民宿にいるとなるとこの前もチューハイのCMで三線弾いてたあの人も思い出すんですけど。沖縄大好きー。イメージだけしか知らないけど。で、日本最南端って沖ノ鳥島じゃないの? (無人だし島じゃねーよといわれればソレまで) つか波照間島って南十字星見えるんだ! それは夢が膨らむなぁ。沖縄出身の子に言わせると「夏の沖縄は昼間活動しない方が住みやすい」そうなんですが。えええーじゃあ青い海は春とかに楽しむんですか?

そういえばFIがどんな働きをするのかよくわかんないけど、とりあえずすごい便利ツールっていう定義で自分の中では問題なしだ! LAFIの簡単なヤツみたいな。

やっぱり10月次点に発表したタイトル「神と悪魔の月の石」とは完全に別プロットですよねこれ。気になるんですけど。そして提出済みだというルクレリも読みたいよ。

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9S<ないんえす?>SS 葉山透

9S(ないんえす?)SS 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト (電撃文庫)

9S(ないんえす?)SS (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3274-1 発行年月 : 2006.1

9Sのコメディ風味短編集。「そんないいところで終わってて続きじゃなくて短編集?!」と思ったけどこれはこれで。そうね、タイタニックネタを読んでたんで雰囲気はわかってたけどやっぱり面白い。由宇の出てくる話は全てが本編の合間になされてるのがすげえ。シリアスだったのに……あんなにシリアスだったのに! 省略された行間がこんなことになってたなんて! それと2Dキャラがめちゃくちゃかわいい! 怜だけ「……コイツ誰?」と思ったのは内緒だ。

峰島由宇、ただいま花嫁修業中!
NCT研究所の地下にて繰り広げられる惨劇。被害者はイラスト初登場のアノ方! そして本編のイラストに出てきたあのアイテムの誕生秘話。得意なことがあることはいいことだ。つか、苦手なのは料理だけ?

峰島由宇、ただいま乙女の修行中!
横田家潜入時の一コマ。風間の一人称が意外にいい。
表紙の衣装の誕生秘話とか。でも、やっぱり材料が変貌する様子が想像できません。天才のやることはやはりすごいですね。
え、衛星使ったらばれないんですかね由宇さんよう。

男の生き方、プライスレス
八代が萩原をスカウトした時のお話。待ってました。立ち読みしに電車に揺られようかと何度思ったことか。(萩原好き)
しかし、SAT出身か。高校に生徒として潜入できたのに。どこまで童顔やねん。
八代と萩原はキャラかぶってるけど、なんかしらんが八代にはときめかないなぁ。なんでだろ。だまされちゃう純粋さとか、ツッコミテクとかですかね。あー童顔も。

Lady Steady Go?!
……「READY STEADY CAN’T HOLD ME BACK」? いやいやいや。
これぞ9S! バトルバトル。女の戦いだけど。第二ラウンドだけど。
本編使用予定の設定も出てきてるほど本格的ですよ。
絶対本編の伏線になってますよっ。

由宇と麻耶、二人で花嫁修業中!
「希望」での一コマ。
二人で修業してもやっぱ惨劇。しかし怜の実力のおかげで被害者は出なかった。しかしねぇ、あの行間にそんな事故があったとは。

登場人物紹介やたっぷり読めた(当社比11倍)あとがきも裏話満載で嬉しいですね。謝辞に出てきた作家さんはみんなネットの中にいそうだと思いました。
サイドストーリーもっと読みたいです。シリアスなヤツもぜひ!

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9S<ナインエス>VI 葉山透

9S (6) 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト(電撃文庫)

9S(ナインエス)〈6〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3123-0 発行年月 : 2005.8

さてさて、捕まっちゃった由宇。を闘真が取り戻しに行きますよー。
由宇、闘真、NCTの伊達、そしてADEM本体解体後の八代たち、物語が進行しているところがたくさんあってややこしいけど内容はシンプル。

まーた新しい人出てきちゃったよ、と思ったらおなじみのアノ人でした。初登場ではあるんだけどね。思ったより普通の人だった。どういう能力があるのかさっぱりわかんなくて登場場面も顔見せ程度だから奥の手持ってそうな不気味さはあるものの、不坐親父のほうがよっぽど手ごわそう。でもさあ、戦闘能力持ってないとか言いつつ、銃弾止められるなら弱くないだろ? それもふくめて今後の展開に期待。
そしてやっぱり萩原大好きだ。クレールに一応話し掛けてみるところとか。

闘真の過去の回想もありで、謎は解けつつある。その後のM2とか向けられても小刀一本で圧倒できる闘真にびっくり。黒川の野郎が意外に頭脳派。やってくれたりします。倒し甲斐があってよい。
新しい武器を手に入れたアリシアさんの活躍にも期待したいところです。武器に詳しいともっと楽しめるんだろうんなぁこの小説。

由宇と闘真が離れているだけにラブ場面どころかコメ場面が大幅に減ってるというかないころが残念ですが、その分燃え度が上がっております。いやでもLOVE度も最大瞬間風速がすごかった。 そんなところで引きですか。いままでの積み重なった謎の解明よりその引きの続きのほうが読みたい。ADEM編下巻、待ち遠しいなぁ。

いつもトラックバックくれていたのろのろな日々さんの感想が鋭い。なるほどなぁ。(気付いてなかったんかい)同じ日付で投稿してるのって運命ですね!(そうか?)

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9S<ナインエス>V 葉山透

9S (5) 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト(電撃文庫)

9S(ナインエス)〈5〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2906-6 発行年月 : 2005.1

逃げ出した由宇と闘真。そこにきてADEM解体の危機、由宇の預かり知らぬ新たな遺産を携えた伝説の傭兵部隊「七つの大罪」が、10年前の大爆発の爆心地でかつての峰島勇次郎の研究室を訪れた二人を襲う。

前巻のテンションそのまんま、今回も熱いです。厚くもあるけど。えーっと、「最終章?」と聞きたくなるくらい切羽詰まってるんですけど、大丈夫なんでしょうかね。Lafi4が味方になるとかー、実は勇次郎と不坐が同一人物で一人倒せば大丈夫とかじゃないとヤバくない? あ、その場合、あの二人がくっつけてしまったら姉弟? ……ちょっと待ったー! 今の取り消し。前言撤回。きっと大丈夫だ、天才と造られた戦士だもの! なんかばばばっと解決できちゃうんだよ! 上中下巻になった場合、由宇の活躍は中と下にはあまり期待できなさそうだしなぁ。大丈夫かなぁ。あ、それとも勇次郎か不坐のどちらかが完全な味方になるとか。うわ、コレはコレでイヤ展ですな。これで最終章じゃなかったら強さのインフレ開始じゃないだろうか。そういう展開も好きだからいいけど。

きあああ八代萌えー! 非常事態にこそ冷静に! 越権行為もためらわず! ステキー。今まで三枚目だったのにかっこいいとこ見せられるとそのギャップに惚れますよ! いや萩原も萌えだけどもね。あんまってか全然活躍してないからねぇ。
そしてメガネはよいね! 敵といえどもダンディでよろしいね! (ダンディ?) いや応援するのは伊達さんですけども。

つっこんどくと今はH-4は世界一とは言い切れないんじゃ……11月に執筆終わってんだったら仕方ないか。まぁいいや、H-4とA380ってそこまで大きさ変わんないし、試験飛行成功したの4月だし、フリーダムが桁違いにでかいのは確かだから。

それより、小夜子の敵フラグが立ってる気が。やだよー木梨の二の舞かよう! 違うよね? スーパーな味方に変身してくれるのよね? (何その胡散臭い説明)

切羽詰まってるだけにラブコメ要素は少なめですが、横田親子がほのぼのでよいです。あきら&アリシアに受け継いでほしい気も。しかしあれだ、由宇の中で「隠れるところがないから男性の前でも着替える」常識のなさと、「どこみてんのよ!」の境目はどこにあるんだろうか。
「心臓型のクッション」(血管付)はhpネタらしいっすね。ttp://www.mypress.jp/v2_writers/kou_takami/story/?story_id=914056うわ、わかんなくってちょっと悔しい。花嫁修業?

とりあえず続きが楽しみですよ!

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9S<ナインエス>VI 葉山透

9S(ナインエス)〈4〉 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト(電撃文庫)

9S(ナインエス)〈4〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2760-8 発行年月 : 2004.8

ふむふむ、やっぱライトノベルはこうじゃないとねー。燃えで非常に熱いです。シリアスなところはほどよい緊張感、合間にほほえましいシーンもあったりで、ちょっと凹んでたのが癒されました。実に良い。

由宇と麻耶が組んじゃったおかげで、というか闘真が捕まっちゃったおかげでラブコメ度少なめ。妹と兄のLOVE度も少なめ。そのかわり由宇と麻耶の舌戦7割増。そうか、由宇は一気飲みしても紅茶味わえるんだな。そこまで常識ないといっそすがすがしい。絶妙なタイミングで咳払いをする怜さんとの息もピッタリだ! 麻耶は由宇に雰囲気的に負け気味ですが、これからも登場するようですし頑張りに期待したいところ。芯は強い女の子ですものね。そして密かに萩原萌。今後もがっつり絡んでくれるのよね? 京一はもっと絡んでくると思ったのになぁ。出番が増えるといいな。

マジシャンの正体も「天国の扉」の取り出し方法もほどよいトンデモで、意外性もあってよいですな。でもその解決の仕方はあっさり決まりすぎた感があるかな。
そのかわり由宇の孤独感が強調されてたような気も。うーん、一巻に一度は強調してもらわないと忘れますわ。ハンパな月(十六夜ぐらい?)が綺麗だった。
勝司兄や才火の今後とか。クレールのお母さんがどんな人なのかとかも気になります。

強大な敵だと思ってたのにあっさりミネルヴァに身を引かれたおかげで、ものすごい大掛かりな内輪もめのようにも思えるけど、いろいろ伏線が消化されてきてクライマックスの舞台は揃った! てなところなんでしょうか。二人の逃亡が始まりました。峰島勇次郎の姿も見えてきたことだし、一気に加速しそうな予感。

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ルーク&レイリア3 ネフィムの魔海 葉山透

ネフィムの魔海―ルーク&レイリア〈3〉 作:葉山透 イラスト:睦月れい(富士見ミステリー文庫

ネフィムの魔海―ルーク&レイリア〈3〉 (富士見ミステリー文庫) ネフィムの魔海―ルーク&レイリア (一迅社文庫アイリスは 1-3) ISBN : 4-8291-6195-7 発行年月 : 2003.1

南へ向かう船を捜しているときにちょっとしたアクシデントから仲良くなった航海士アーウィンの船に乗ることにしたルークとレイリア。その船はネフィムの海域を通る予定。ネフィムとは伝説の海獣。その美しい声を聴くと、人間は忽然と姿を消すという。

大海原での大冒険! というよりは未知の海域で起こる不思議な出来事にドキドキ? 船という密室空間、一人ずつ消えていく乗員。
と、そこまでシリアスじゃないんですけど。
気があると思われるアーウィンにレイリアもまんざらでもない様子で、ルーク大ピンチ。そりゃ挿絵のダバ絵率も上がるって話ですよ。魂まで抜けてますよ。でもルークボケ度は上がっていてもラブコメ度は下がっているような。そこにはナッシュという少年が噛んでまして、その目線で観ると違った世界が。

完全に凪いだ海は鏡のように空を映す……観てみたいな。
狂気を呼び起こしてしまうほどの平和、ですか。いや進めないから地獄なんだけど。

犯人の予想がついてうれしかったよ! さすがにどっちがどっちかはわかんなかったけどねー。ある意味ありがちといえばありがち。
前回ちょっと気になったと書いておいた宗教の話は、ルークにとっては「ハンター」としての心構えが代用しているってことか。うーんあんまり納得いかないけどどうなんだろう。

あとがきが一番好きかも知れない。
『どうなるトリック? どうなる犯人? どうなる葉山透?』
どうなるって言われても。大丈夫ですよ綺麗に落ちてましたよ。いつも通りおもしろかったですよ。続刊も期待してますよ。……9S終了するまでだめ、かなぁ。

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9S<ナインエス>III 葉山透

9S(ナインエス)〈3〉 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト(電撃文庫)

9S(ナインエス) III 〈3〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2691-1 発行年月 : 2004.5

プライドの高い木梨がいらんことして意識を乗っ取られた上、進化した生物になってしまわれました。それを追う由宇。さらにそれを追うLC部隊。あの首突っ込みたがる少年も偶然にも姿を見せ、さらにミネルヴァなんかもやっぱりでてきて舞台は新興都市の下に広がる峰島の技術でありながら真目の家紋が入った謎の遺産「天国の門」へ。

ここに来て闘真に「自分は欠陥品」テイストが入ってきましたよ。
でもマイペースだしお気楽だからそれほど重くならないような。
頼む、表面的だけでも平静を装ってくれ。いや、最後の場面なんかそれどころではないけど。
由宇の目的ははっきりしてるんだから、木梨先に確保すればいいのに。由宇を先に潰したら止められなくないか? なぁ伊達さんよ。

そして上下巻仕様なので引きだ。もー。
今回もコメディ分笑わせてもらいましたよ。笑いに関して馬が合うらしい。新キャラ萩原のツッコミっぷりもよろしいですわ。由宇と風間のタッグもなぜか漫才だし。

再登場したあの人は性別何。あー1巻手元になくて確かめられん。気持ち悪いー。

妹のお茶。中国茶って高いですよね。これもどうせ100g万単位だろ? と思ったけどそうでもなかった。→信陽毛尖 中国十大銘茶だそうです。でも手に取る機会はないだろうことも確かだ。うきょー。
そして第二の妹、クレールもいろいろ大変そうです。ビスクドールもどき萌えー。

にしても、広告って余ったページ埋めるためにあるんじゃないの? なんで10ページ以上広告があってあとがきが改行なしの一ページなのー? 本文が手違いで規定分におさまりきらなかったんだろうねぇたぶん。

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ルーク&レイリア2 アルテナの少女 葉山透

アルテナの少女―ルーク&レイリア〈2〉 作:葉山透 イラスト:睦月れい(富士見ミステリー文庫

アルテナの少女―ルーク&レイリア〈2〉 (富士見ミステリー文庫) アルテナの少女―ルーク&レイリア (一迅社文庫アイリス) ISBN : 4-8291-6185-X 発行年月 : 2002.11

ハンターに戻ったルークだが、舞い込んでくる依頼は現役時代の影響で犯罪ギリギリの仕事ばかり。そんなとき、ハンターギルドに駆け込んできた金髪の少年が言うには「儀式の生け贄にされそうな妹を助けてほしい」と。シスコン(? ただの妹好き?)ルークとしては断るわけにも行かず、契約もそこそこに現場へ。

前巻から打って変わってバリバリの遺跡調査。よいねー古代の遺跡、滅んだ文明、失われた技術。ハンターギルドに登録してないはぐれはレイダーらしいよ。ふむふむ。ミステリ仕立て度は下がってますが構成はより凝っててわかりやすくなったのではないでしょうか。それとアクションも倍増。

シスコンやツッコミは健在で、レイリアもお師匠さんの名前を出されると豹変することが判明。やっぱ兄弟弟子なのですわねー。にしてもレイリアは何がしたいんでしょうか。ホントにとりあえずついてきただけなの? 脇役もわりと濃いっすよ。金髪妹のニナに始まってハンタージャッジに白戦姫、お師匠さんの思い出話も。
私としては猛獣クルーガ再登場&詳しい説明が嬉しかった。そうかぁ、子供に優しい猛獣かぁ。肉球設定画見たいよー。

にしても剣は表紙イラストにもなってるし1エピソードあってルークの持ち物になるのね! と思ってたらあっさり通り過ぎた。むう。いやそのエピソードもせつなくて好きですがね。

でちょっと気になったのは中世風ファンタジー世界で無宗教な主人公、つーのはやっぱ無理があるのではないのかなぁ。1巻の体験をしたとしても、魔法も科学技術もない世界で宗教の代わりをしてルークを支えてるものは何? お師匠さんの教え? それだけでは心もとないんではないのかなぁ。まぁそれだけでこの世界は胡散臭いとか言うつもりもないけど、心に引っ掛かったことは書いておく。

他刊の感想
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9SII 葉山透

9S〈ナインエス〉(2) 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト (電撃文庫)

 ISBN : 4-8402-2578-8 発行年月 : 2004.1

今回は防衛庁の秘密演習に不穏な空気を嗅ぎ取った由宇。そして試験投入されていた戦闘ロボットが暴走。閉鎖空間で前回同様タイムリミット有のバトルが展開されます。敵の戦闘機はタチコマ風。感情は持ってないし気持ち悪い外見だし、前巻より難易度は上ですな。
闘真登場は後半になりますが、そこからしばらくルクレリばりのラブコメになってました。わはは。由宇との掛け合いだけじゃなく八代と闘真の掛相もかなりのものだったような気もしますが。「スパイは誰か」などの謎解き要素も有で盛りだくさん。そりゃあとがきも1ページになるわ。
心理描写は主人公サイドではなく研究者のほうにしかなく薄めになってましたが、戦闘場面はスリル満点。武器もわりと出てきたよー「あー武器の名前だねぇ」ぐらいしかわかんない自分が歯痒いですな。

あ、妹分は増えてましたわよ。寝袋にくるまってましたよ。ファーストフラッシュすすってましたよ。紅茶通のようです。お嬢様め。
トンデモ分も健在。「SFの世界だけにあったものが、いま我々の目の前にこうして存在する」ってこの本もSFだから! 鳴神尊でめちゃくちゃなモン切るし。それは放射能とか撒き散らしたりしませんか?

前回名前だけだったお父ちゃんやお兄ちゃんが動いてましたし、それと手を組む悪の組織や、謎の暗殺美少女などシリーズとしての伏線がたくさん登場しましたよ。わくわくするので期待。長くなりそうだなぁ。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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