シルフィ・ナイト 神野淳一
シルフィ・ナイト 作:神野淳一 イラスト:成瀬裕司 (電撃文庫)
第9回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞受賞作。……読むのにめちゃくちゃ時間かかってしまった。5章まで読んだのにエンジンかからなかったのは久々だ。
夜間爆撃を担当する隊に配属されたジーンは妖精族の生き残りライムとタッグを組むことになる。この国がイギリスもどきの王国で、帝国軍と戦争しているところ。
もともと空戦にあまり興味がないもんで、機体の説明とかがかったりーと思ったり。アリソン読後の勢いで攻めようと思ったんですが、よく考えたらアリソンって戦争してないもんなぁ。んでもそれなりに説明を読んでですね、それなら単発単座を量産した方がいいんじゃないかと思うのですが、それは素人考えなんですかねぇ。ゼロ戦って単座じゃなかった? (どういう関連だ) 複座の利点ってやっぱり役割分担による各操作の精度アップとかなんですか? いまいちわかんないんだよう。でもアリソンで出てきたのも複座が多かった? あ、そりゃヴィル乗せられないと話進まないもんねぇ……。ベネ機もフィー乗せなきゃいけないし。
うーん、話的には盛り上がりに欠けるというか。魔法の力と科学技術の関係もよくわかんなかったし。自分も戦闘機撃墜の任にあたっているのに敵に銃向けられて初めて人殺しの重大さに気付くって遅すぎない?
それにライムの語尾が頻繁に「~」で終わっていて、印象がバカっぽいんだよ。戦場の緊迫感が吹っ飛んでると思うんですよ。
まぁ最後の方はよかったですよ。愛の力は偉大です。でもどこに惹かれたのか二人ともよくわかんなかったんですが。そして、いくら水着がないからといってタオルを巻いて男と一緒に遊ぶ女子はヤバすぎです。ありえないっすよー!
絵師さんもモノクロ絵は普通なのにカラー絵っていうか人物紹介の主線は処理してないってどういうことなんですか。ってーか読み終わってから人物紹介見たらベック少尉の印象があまりにも違うんで笑ってしもうた。うーんでも私の好みでないことも確かです。私では正当な評価は下せませんね。ってーか最後の場面は二人のイラストがほしかったよー。
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