パラサイトムーンIII 百年画廊 渡瀬草一郎
パラサイトムーン〈3〉百年画廊 作:渡瀬草一郎 イラスト:はぎやまさかげ (電撃文庫)
徒帰島から無事に街に戻り、キャラバンの力を借りて元の生活に戻ろうとしていた。しかし希崎心弥に異能を与えた画家、グランレイスの手による絵から神群の気配が漏れ出し、弓が行方不明に。それは絵に閉じ込められた神群オルタフ助け出そうと画策する異能者フェルディナンが心弥を操るために攫ったのだった。
ついに、挿絵が章始めの立ち絵だけになりました。なのにまだショートカットの人がめっちゃロングに描かれてたり……。泣くよ?
一巻では全く活躍できなかった心弥、大活躍です。いや、なんか踊らされてるだけの気もしないではないですが。やるだけのことはやったんですよ。
フ
ェルディナンの愛の源が何かわからないのでちょっとうにょります。
2巻とのリンクもちゃんと有。
でもこれでなにかとちょっかいをかけてくる弓をうるさそうに扱いがちだった心弥も、弓の大切さがわかったのですね。一巻の時点で気づけ、とは思うが、幼馴染みってフクザツなのかもね。今後彼らはかなりいい関係になれるのではないかと。頑張れ。バトルものになるんだったら使えそうにない主人公でしたが、なんだかいけそうな気がしてきました。
リセルとグランレイスの悲恋とかラストにちょっとしんみり。このままバトルものになるの?
にしても、Missingみたいに怖くないのはなぜだろう。絵の温度差か? ホラー仕立てではないからか。むう。あれだね、神群は神様にもなれるけどあっちの世界は完全に百害あって一理なしだからか。うん、でも比べること自体とてもナンセンス。
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