リリアとトレイズII そして二人は旅行に行った<下> 時雨沢恵一

リリアとトレイズ (2) 作:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白(電撃文庫)

リリアとトレイズ〈2〉そして二人は旅行に行った〈下〉 (電撃文庫)

わーい下巻。
アリソンに比べて冒険分は減ってますが、その代わりリリア両親大活躍! (うわ、親がうっとうしいキャラだったら大減点なストーリーですね)
とりあえず「飛行機なんかどれでも一緒」で転げまわらせていただきました。ナイスオヤジ。
鷹のペンダントプレゼント宣言とかもさらりとするしトレイズ。
「浮気」の一言に狼狽するトラヴァス少佐もいいね。やっぱ基本変わってないなあの二人。

そっかそっか、リリアの「ツン」分は「飛行機が操縦できる」というプライドが傷つけられた結果なのね。仲良くなれそうじゃない。トレイズ、ゴールが近くなった時に失敗したのは君が未熟だからじゃないよ。遭難者の割合は高いポイントだから。でも本買うより親父に教えてもらいな! アレの上達は練習あるのみだ!

しかしなんだ、なんかブラックさに磨きがかかってきやしたね。アリソンの最終巻のヴィルがストーク少佐に感謝してるところもけっこうすごいと思ったけど、もう少しで引くところだよ。
ムートおばあちゃんが逆モルソーさんだと仮定として、リリアの名前に姓入ってるってことは命名の時点で両親気づいてたんだろうなぁ。おそろしいよこの二人……!
真実をリリアが知る時、どうなるんだろう。私、トラヴァス少佐の巧みな情報操作に踊らされてるだけですかね。
でもあれだ、隠れ蓑行為が思いつかない。アリソンたちは売られなかったし、あまつさえロクシェ空軍に入ったりなんだりしちゃってるからスー・ベー・イル側に利益はあったのか? とか、怪しい施設だったらスパイたるアイカシアさんが子ども入れたりしないだろうしなあと思うし、やっぱ結論を出すには早いね。次巻に期待。

それと「遺書」は、アリソン最終巻前に立ち読みしようと試みたことがあるけど実行してたら確実に泣くところだった。ヤバイヤバイ。いいね。大好きだ。でもアリソン、飛行機で遊ぶのか。ムートおばあちゃん気をつけて!
先にあとがき読んだのに微妙なネタバレに全然気づかなかったや。いや、二等親カルロにうっかり萌えてただけだよー。正直、やっぱあとがきは内容がほしいなぁ。だから今回のあとがきは嬉しい。
「メグとリリア」は、女王様っぷりがはまってるの理由がわかってすっきりです。優しそうな娘じゃないかリリア。

さて、来年までまったり次巻を待ちましょうかね。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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