空の境界 the Garden of sinners 下 奈須きのこ
空の境界 下 作:奈須きのこ イラスト:武内崇(講談社ノベルス)
やっと読み終わった。嫌いじゃないのに、面白いとも思っているのに、頑張らないと読み進められなかったです。なんでだろうなぁ。こんなに長い物語にしないと成立しないのかなぁと思う。確かに藤乃も霧絵も物語上必要なんだが、前置きが長すぎやしないかい? その分彼女たちはかっこいいとおもったけども。
特筆すべき萌えも燃えもなかった、というのが正直な感想だろうか。里緒戦の中盤、事情が飲み込めたあたりで少し燃えたんだが、盛り上がりに欠けた気が。
やっぱ、身体が傷ついてもどうせ橙子さんに義手なりなんなり作ってもらえるもんなー、というのが私的に萎えポイントだったのではないかと。
幹也の非の打ち所のなさもか。弱みが欲しかったな、決定的なものが一つ。弱みでなくてもいいから何か人間らしい特徴をー。ポジション上仕方ないのかな。
非日常、っていうにも日常がにじみ出てなさすぎだと思う。ふわふわしてる。
でも、最強の相手が最大の敵及びラスボスではないあたり、心理描写の大切さがわかりますね。そして、生きていたのはよかった。これで死んでたらそれはそれで名作かもしれないけどきっと納得がいってないと思う。
とりあえず哲学科に進まなくてよかったと思った。(小説で痛感しないで下さいよ)
そしてこの長い解説は読むべきだろうか。上下巻とも読んでないんだけど。
気が向いたら読みます。
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