空ノ鐘の響く惑星で4 渡瀬草一郎
空ノ鐘の響く惑星で〈4〉 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子 (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-2758-6 発行年月 : 2004.8
やーおもしろい! ひとまず内戦終了です。一巻から十数日しかたってないというのはびっくらこいた。もうちょっとレージクVSフェリオ戦を見たかった気もしますが、周辺各国の事情が逼迫してるのでページをこれ以上割けないってところでしょうか。それにこの物語のメインはやっぱり来訪者でないと。これからも十分楽しめそうです。
母国と想い人の思惑の衝突に追い込まれたウルク、戦士としてのリセリナ、そしてもちろん英雄たるフェリオ、みんなかっこいいなぁ。あと意外なところではエンジュ。腕立つなぁ。
策略はまさに軍師なクラウス、考えるところは考えていたレージクなんて意外なところもわくわく。ウィータ神殿やフォルナム神殿の裏の顔なんて大人の事情もドキドキ。シルヴァーナ姐さんの素性やリセリナ・イリスの出生の秘密も一部明かされてこれからも楽しみだなぁ。アンドロイドじゃなくてクローンでした。
……またネタバレしてるだけのような気がしてきた。むむ、難しいな。
元盗賊疑惑にうろたえるライナスティ萌え。
そしてブラドー燃えー。そんな力強いことしてくれるとは思わなかったよ。
まーなんといってもフェリオのカリスマ性が如何なく発揮されてるので、萌えー。フェリオは声だけで部下を魅了しちゃうし、クラウスとの一場面が最高に熱くてよい。天然ボケなとことか窓から顔を出して無邪気に手を振るところとかもステキですよ。
あとがきは、渡瀬さんが嫌いなものごともきっちり書ける人だってのは陰陽巻ノ三でわかってますから! ……辛いとは思うけど。ご苦労様でした。いやでもまだたくさんのお馬さんが亡くなられるんでしょうか、この小説。期待してます、頑張ってください。
勢力(動いたとこだけ)
死亡:レージク
解放:ウィスタル、ダスティア
フォルナム神殿:シルヴァーナ、ウルク
謹慎・療養:クラウス、ニナ
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