銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain’t so 海原零

銀盤カレイドスコーブ〈vol.9〉シンデレラ・プログラム:Say it ain’t so 作:海原零 イラスト:鈴平ひろ (スーパーダッシュ文庫)

銀盤カレイドスコープ Vol.9 ISBN : 4-08-630331-0 発行年月 : 2006.11

ああ、やっぱり8巻の表紙ってリアのフリープログラムだった。いや、その靴どうやってブレード付けるのよ! (突っ込んじゃダメ)

で、なんとフリーは開始80ページ程度であっさりと終わってしまい、地獄の日々が始まるのでした。読んでてつらかったよー! このまま終わるはずがないとは思いつつ、ハラハラですよ。これでこそスポーツは燃えるね! それでこそシンデレラ。そうなのよ、そのままいってもシンデレラにはなれないのですよねタズサは。顔を見たことのない王子様とか泣けちゃうよ。

うん、この物語で一番ファンタジーなのは女帝リアだと思うのですよ。一回も表彰台を逃したことのない選手なんて歴史上に存在するんだろうか。でもその所以の描写もなんか納得させられちゃった。「覚悟なさい」の意味も。その場所もありえなくないと思ってしまう。去年のオリンピック見てるしさ。
あとマイヤのキャラのクローズアップとか。人の裏って悲しいよな。かかわりを持っちゃうと責任を持たざるを得ない。才能すら責任が付いて回るのは世の常か。

そして特筆すべきは戦友ガブリーの奮闘ぶりかな。
聖女のグラディエーターは鬼気迫るだろうなぁそりゃあ。ああああ観てみたい。
しかし一日に二人もフェンスに激突するかー構成上仕方ないけど。

あとガブリエラ様が見てる(原文ママ)とか氷帝(リアのこと)とか小ネタにも反応してしまう自分。(後者はネタでもないような気がする)

ちょっと、あとがきにモデルとか書いてあるけど、リアがプルシェンコ+ヤグディンとかすげー組み合わせじゃないか! ありえないよーそりゃ最強だよリアの描写読みなおさないとぉぉぉ! (気合は入りすぎ) でも女子高生のマイムとか……無理だぁぁぁあ想像できない。(想像するところはそこじゃねー)
にしても来シーズンはプルシェンコ戻ってくるんだな! うおー燃えますな男子シングル!

話はそれましたがお疲れ様でした海原さん。この本読んでよかったです。楽しいひと時をありがとう。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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