君へ。 つたえたい気持ち三十七話 ダヴィンチ編集部/編
君へ。―つたえたい気持ち三十七話 ダヴィンチ編集部/編
ISBN : 4-8401-1055-7 発行年月 : 2004.3
文字通り、三十七個のエッセイありフィクションありのショートショートのお話たち。一つ一つは2ページ程度ですが豪華執筆陣のおかげで非常に濃いです。とってもダヴィンチっぽいです。北方謙三と鴻上尚史と山本文緒が同じ本にいるなんて、ここの編集部でしか出来ないと思います。サイトに掲載されていたときの名残なのかデフォルトで一行空いてます。そしてそれぞれに写真と「ひとこと」つき。
執筆環境が垣間見ることができる話だったり業界裏話だったり自分の作品が浸透している世界だったり中にはいくつか命の失われてしまうものもあって、物悲しくもあるけれど、テーマが「つたえたい気持ち」であるわけで、元気付けられたりします。作家に直接提示されたお題は「心と体に効く一行の言葉」であるらしい、ってのが大槻ケンヂのブツから推測できます。そして作者の一人、鷺沢萠さんがすでに故人です……。余計に切ないよ!
石田衣良とか「えええー」と思うけども。まぁ37個も話があれば好みが違うものも当然あるわけで。
で、目当ての乙一は小生キャラ誕生秘話? いいセンスしてんなぁ、周りの人も。
言葉を伝えることって今ではいろんな手段があるけど、簡単に出来てしまう分大切にしたいよね。こんなにいろんな表現があるのだから。
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