Missing6 合わせ鏡の物語 甲田学人
Missing〈6〉合わせ鏡の物語 作:甲田学人 イラスト:翠川しん (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-2188-X 発行年月 : 2002.10
「この学校文化祭なんかできるの?」と思ってたら案の定怪異が起こっちまいましたよ。どうやら霊感のある美術部の先輩がそんな絵を描いちゃって、その展示室から感染が始まります。
口絵についてたメンバーの小説。わーい、村神のが一番読みたい! 歴史物万歳。魔王、それは小説ですか? 論文じゃなくて? 亜紀のもいいねぇ。一番ライトノベルっぽい。(直接言ったら見下された目で溜め息つかれそうだな) 稜子のは、ごめん、投げるかもしれない。きゃぴがちょっとでも入ると拒否反応が出るんだよ。武巳は……純文好きならもうちょっと察しがよくなってくれないかなぁ。(そういう問題?)
そして中身は、やっぱ怖かったよーうわーん。
静寂の恐怖に加えて暗闇の恐怖。「奈々美は鏡を見ていない」も効果的ですね。夜中にトイレにいけなくなったらどうしてくれるんですか! (小学生ですかアナタ)
にしても武巳は集中攻撃ですね。確かに狙い易いけど。そうじさまやっぱり帰ってないし。(月子が帰したところで毎日みんな呼び出してるらしいけど) 魔女は二年前から一家失踪。生活費はどこから? あやめみたいに食べなくても存在できるの? オカルトだらけの学校。怖いよー。被害者3人じゃ終わらん予感。
範子の不信感もわからなくはないんだが(基本的にあいつらアウトローだし)複雑な気分ですね。愛って怖い。その果てに見たものが先輩の切断顔面。こわすぎるー!!
にしてもあやめ紹介しなきゃいいのに。空目にそこら辺の気遣いを求めるのは酷なのか。
鏡剥き出しにして置いちゃいけない。マジっすか。うち裏表で普通のと拡大鏡がついてる元置き鏡(台座が崩壊した)を手鏡代わりに使ってるんですけど……! カバー作らんと!
鏡って反射材の上にガラス張ってあるだけの代物なのになんでこんな怖いんだろうなぁ。(そんなこと言ったら三角縁神獣鏡はただの磨いた金属だよ)
鏡を不思議に思ったことなんて、「近視の人はなんで近くの鏡を見ているのに映っている遠くの景色をみたらぼやけるんだろう」ぐらいか。……ええ、よく変人って言われます。
めっちゃいいところで切れてるし、早いとこ完結編へれっつらごー。
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