ぼくらは虚空に夜を視る The Night Watch into The Night Yawn 上遠野浩平
ぼくらは虚空に夜を視る 作:上遠野浩平 イラスト:中沢一登(徳間デュアル文庫)
なんかマトリックスだった。便利だなぁ、マトリックス。「認識している世界は実は虚構で……」とかいう説明が6文字でできてしまうなんて。
現実逃避物語はこっちだったか。
主人公の立場は冥王と似た感じで。
リンクとしても、部屋の本棚に並べられていたし。
虚空牙と戦ってるし。ラストも似てるよね。
戦いの舞台は宇宙ですが。なんの変哲もない高校生工藤兵吾は、人類を乗せた宇宙船を守る最期の生命線、ナイトウォッチのパイロットにして戦闘の天才でした。
でも雰囲気は「笑わない」に近いのでしょうか。
日常の裏に潜む非日常の世界。それをSF風味に仕立てました。といった感じ。聡美が読んでいるのはブギーのようで違うような。透子視点の物語っぽかったから。ディシプリンの後にそれも聞かせてくれるの?
あー、ちっとも褒めてないような気がしますが好きなんだよ?
「あーあ、またこの表現おかしいよ。上遠野さんしっかりしてくださいよ」と思いつつページの端を折っていても。
今、虚無が手元になくて虚人があるんですが、読んじゃってもいいかしら? というか「第○文明」とかの説明されてる本はナイトウォッチでよかったっけ? 事件シリーズは違うよねぇ?
いつ蛇奇読めるんだー。
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