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奇蹟の表現II 雨の役割 結城充考

奇蹟の表現 (2) 作:結城充考 イラスト:KEI (電撃文庫)

奇蹟の表現〈2〉雨の役割 (電撃文庫)

今回はー、また教会で働き始めたシマの元に、自閉症の迷子が現れてナツが世話好き魂を発現させて匿ったり探り入れたりドンパチしたり。あいかわらずハードボイルド風味。意外にミクニが情報屋としてではなく肉体的に大活躍。その分シマ燃え分が減ってますな。いやでも満足。

今回も裏表紙がかわいい。読み終わってから見るとニヤニヤしちゃうですよ。
あとはシマが子供たちに耳動かしてみせてあげるところとか。ういーんって回してるんだよ? かわいすぎるですよ猪型おっさんサイボーグ!

今回はあっけないとは思わなかったなぁ。最後までウキウキ(?)したよ。
イルマが思いのほかカッコよくってグッジョブな姐さんでありました。

あと、舞台は日本なんだなぁと妙に納得しちゃったですよ。「吸血鬼」のくだり。
血を吸うって書くけど吸血鬼は血を吸ったりしない。語源のヴァンパイアの翻訳の都合だって。……名前もカタカナじゃない。キリスト教だし未来だしなんか日本な感じがしてなかったのよねぇ今まで。

そんなにハデにドンパチして大丈夫か、ってほど教会壊れてますな。院長いないのに。副院長とナツの溝が深まらなければいいけど。

で、ここでシマ-イルマフラグが立ったりするわけですか? (オイオイ)
しっかし、最後の場面でのシマのうろたえぶりが素敵でした。あー父親の心境?

あとがきも楽しめました。田村登正生存確認。
「御自身の物語から抜け出して来たのかと思うような」ってどんな服装だよ成田さーん! きっとグラサン標準装備。

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奇蹟の表現 結城充考

奇蹟の表現 作:結城光考 イラスト:KEI (電撃文庫)

奇蹟の表現 (電撃文庫)

かつて小さな組をまとめていたシマは、妻と娘と身体をなくし猪型のサイボーグとして生きていた。金が尽きた頃、働き始めた場所はお人よしの院長のいる修道院。かつて子供が攫われ帰って来ないという事件のあった附属の児童養護施設の門番をはじめた。

2巻が出た頃に1巻感想。
んー、面白かった。ハードボイルドだね。マフィアだね。日本みたいだから一応暴力団か。サイボーグはあるわクローンはいるわで未来らしいんだけど。キリスト教も17世紀も出てくるからパラレルでもないみたい。
ファンタジーなのに宗教を前面に出して書かれているストーリーには参った。できるんだなあこんなこと。認識を改めねば。整合性はあったと思う。私がキリスト教に疎いだけかもしれないけど。
うん、高畑京一郎の言うとおり、レオンぽいな。あんな感傷はないけれど。
成田の感想にはやられた気がする。かっこいいんだよぉぉ!
そう、猪型のサイボーグ、ジャン・レノに負けないくらいカッコいいんだよ。罪を背負った男なんだよ。そして奇蹟を起こせる男なんだよ。
口絵見た限りではミクニが老齢の整備士兼アドバイザーみたいに見えたんだけど立場は逆だった。それでもいいキャラクターだけどね。シマをボスと呼んで慕ってくる子分みたいな情報屋。
でも構成がなぁ、「これで終わりか?!」と驚いたところで最後の戦いが始まって、「ページ数こんだけしかないわよ?」とまた驚いて、そのわりにはすっと解決して。
悪役もうちょっと気張れやぁああ! とは思ったけどこれはこれで綺麗にまとまってるのかなぁと。
イラストも色が黄みがかってて好きだ。
裏表紙のひとコマ漫画がかわいすぎるわよー。(本文中の一場面)
これ気に入った人はちょっと読んでみて損はないかと思います。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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