ウィザーズ・ブレインIII 光使いの詩 三枝零一
ウィザーズ・ブレイン〈3〉光使いの詩 作:三枝零一 イラスト:純珪一 (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-2191-X 発行年月 : 2002.10
魔法士の活躍するお話、第三巻。
祐一の友人の光使いと、その娘と、ある試験管魔法士を巡る物語。
またやられた。ベタだし前までの巻と話のパターンは同じなんだけど、泣き所を押さえたところも相変わらずで感動しちゃいます。親子愛が! 姉弟愛が! 「どうしてこうなってしまうんだろう」って回顧がつらい。好きなんだけども読みづらいんだよ。泣きたくなるときにオススメ! それ以外はちょっとつらい!
いやでも今回はメインメンバーの中で死ぬ人少なくてよかったよ? 下っ端さんの死もせつなさに昇華された感じで。
よくまっすぐ育ってくれたもんだよセラ。お母さんの優しさもわからなくはないんだがそんな簡単なもんじゃないんだね。どっちにしろつらいのには変わりない。偽りの関係のときだけ本音を出し合えるなんてさ。
ディーは今までのヒーローの中で一番弱々しい感じがするけど、信じるものができたことで強くなってくれるのかな。つらいこともあっただろうけど。戦うことは、人を傷つけることは怖いっていう感情とも矛盾せずに。扉の言葉のように。もともと能力はものすごいんだし。守れるさ、あんたなら。
祐一兄さんは悟りきった感じで、最強騎士の名をほしいままにしている感じですな。
魔法士のタイプはもっと増えるのかな。登場人物も増えるのかな。
クレアの再登場希望。彼女にもしあわせになってほしい。
続き読みたいけど気が重い。はぁ。
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