Missing8 生贄の物語 甲田学人
Missing〈8〉生贄の物語 作:甲田学人 イラスト:翠川しん(電撃文庫)
ISBN : 4-8402-2376-9 発行年月 : 2003.5
いつもいろいろ怖い本作ですが、風呂入るのまで怖くなるじゃないですか! っていうか壁が怖くなったら建物の中で暮らせなくなるじゃないですか! (そういう人はオカルト読まないように)
でもたいていの女の子は上向いて髪の毛洗うんじゃないかなぁ……わたしは顔に水がかかるのが嫌いだからできないけど。だから怖いんだよー! うきゃー!
今回も翠川さんの口絵がかわいくってー、お得な気分。あの兄弟のお話を、絵本で。
そしていよいよ空目が本腰入れ始めました。考えてることはイマイチわかんないけど。いろいろ繋がってきました。佳境ってことですね。
はじめの初めから、こうなることは決まってたみたいです。摩津方が仕掛けたモノだけじゃなくて学校施設の根本から儀式だった学園。
欠落ってキーワードも説明され始めた感じで期待できますね!
今度こそ俊也が狙われたのかなーと思ったらそうでもなく。完全にあしらわれてる感が……。ほんとにやばいのは俊也だよな。彼だけボディーブローくらってて回復できてないし。武巳と稜子は頼もしさのようなものも感じてきてますが、あのネタバレ読んだあとじゃそこ突かれてるんだろうと思いますですが。
しかし、今回は魔女がらみじゃなかったと。いや、導いたのは魔女なんだろうけど、直接手を下したというわけではなくて。魔女は摩津方・理事長に引き寄せられたわけではなく、神野と二人で絶好の場所を見つけ出したって感じかな。彼女の今までの行動原理もわかったね。なるほど。その理想の先に何があるのかは知りませんが。
そしてなぜか黒服が全くかかわってこなかったのは、黒服よりも理事長のほうが影の実力があるってことですか? でも理事長がいなくなった以上、今回のこともエージェントに知れるのでしょうか。前回疲れきっていただけになんだか心配になってきます。敵っぽいのにね。
どう考えてもハッピーエンドなんか考えられんねこのシリーズ。いよいよ完結したみたいですがわたしはもう少し、遅れていきます。まだ楽しめます。
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