ダブルブリッドIV 中村恵里加
ダブルブリッド〈4〉 作:中村恵里加 イラスト:たけひと (電撃文庫)
ISBN : 4-8402-1683-5 発行年月 : 2000.11
あれあれ、中国って今後の本編には関わってこないんだ……? (吸血鬼も関わってませんが何か) 国家レベルと単発旅人じゃやっぱなんか違うのかなと思うじゃないですか。
ともあれ新キャラ新勢力も登場で向かっていく方向が決まった感じですね。明確にバッドエンド強調してきたし。ラスボスとそれに対抗する組織と、傍観的にいようとする主人公と。出向ここで終わりなんだなぁ。このまま優樹と太一朗は別れてしまう……わけでもなかろう。そういやこの後は表紙に優樹しかいないな。うわー! 厳しくなっていくわけですね精神的にも肉体的にも! 心理描写も多くなってきたことですし。グロいのはいつものことですしっ! そう気づいてからカバー絵見ると切なさ倍増。
で、明確な転換点であるようなのにあまりインパクトがなかったというか。これまでのまとめのように感じられたな。すべてがあっさりしている。
でもその中にも、高橋幸児との対比とか切なさはしっかりとあったのですが。
しかし脇役も存在感がありますね。ナイフかじったりとか……それは相当痛いケガの仕方だと思うが。高橋幸児もこれでリタイアと確定してないよねこりゃ。先生も傍観者ではいられなくなるんじゃないだろうか。
いい意味でも悪い意味でも転換点、になってくれればいいのですが。今後に期待。
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