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オオカミさんとおつう先輩の恩返し 沖田雅

オオカミさんとおつう先輩の恩返し 作:沖田雅 イラスト:うなじ

オオカミさんとおつう先輩の恩返し ISBN : 4-8402-3643-7 発行年月 : 2006.12

2作目から日本童話で攻めてみたらオオカミと猟師って絡まねーじゃん! まあいいか。
さあさあ、ますますお子様には読ませたくない本になってますが、好きだからいいのです。桃ちゃんが女王様ですよもう。作者のツッコミもさることながらサブヒロインに「それなんてえr(以下略)」なんてツッコませていいんですか。

で、あんまりおつう先輩メインじゃないのー。一話目だけなのー。今回は「おおかみさんおつう先輩の恩返しにちょっぴりやきもき」「おおかみさんうさぎとかめの醜い争いに巻き込まれる」「おおかみさん金太郎少年になつかれる」「おおかみさん桃ちゃんのきび団子に完敗する」の四本です。どうみても災難続きです。ラスボスまで登場します。なんか短期決戦なのかねー。でもなさそうだね、今月の情報を集めてみると。いくらでも寄り道できるものねー。

いやー、ラブコメっちゅうよりキャラコメだよなー濃すぎるんだよ! ラブくないし。いや、局地的風速はラブいんだけどー! 亮士くんのいい男モードが短すぎるんだよ! ここまでヘタれられると萌えな……いよたぶん。たぶん。あと、頭取さんの本名とか思い出せない。あったよ、ね?

ああ、りんごさんの893号コスプレは文では全然触れられてなかったよ。ちぇーっ。

他刊の感想
オオカミさんと7人の仲間たち

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オオカミさんと七人の仲間たち 沖田雅

オオカミさんと七人の仲間たち ぶん:沖田雅 いらすと:うなじ

オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3524-4 発行年月 : 2006.8

いやー、某ブツを入手するために「先輩とぼく」の続きをすっとばして買ってみたんですが(そしてブツは入手失敗)、相変わらずのドタバタコメディーハートウォーミングつきで楽しめました。あとがき最初の一ページだけで6回「すみません」って書いてあるんだぜ! で内容はというと「第一次スーパー童話大戦」です! 御伽花市にある私立御伽学園学生相互扶助協会が舞台です。マンモス校の闇組織です。トラブル解決の「借り」を「利子をつけて返させる」ので御伽銀行と呼ばれています。で、いろんな登場人物がいろんなネタを繰り広げると。

ヒロインはケンカが強くてむねのない大神涼子さん、ヒーローは人の視線に耐えられないヘタレの森野亮士くん、ほかにも赤ずきんことロリな赤井りんごさん、メイドさんの鶴ケ谷おつうさん、魔女こと発明家のマジョーリカさん、頭取こと昼行灯な桐木リストくん、副頭取こと冷静沈着な秘書の桐木アリスさん。で、7人なんだよな。一人足りないことにあとがき読むまで気づかなかったぜ! 「7」って数字も把握できてませんどうしたらいいですか赤音さん!

「狼と猟師兼木こりがいればいろんな童話に関われる」と作者が言ってはりましたが浦島太郎とか全然関係ないけど出てきてたじゃん! しかも超下ネタで。
しかしアリスさんは不思議の国かと思ったけどキリギリスとセットってことはアリ? 兼、だよなー。
テニスのおーじさまとかあります。大丈夫なのか。話の中で「間違いなくアウトです」とか突っ込まれてます。伏せ字は一部補完できません。ぎゃーやっぱりオタク知識が足りてないよー。

まぁ童話ではインパクトがなさすぎるのが王子様の常ですが、対人恐怖症でも困ります。でも私はどこかでヘタレ属性を身に付けてきたのでオールおっけーです! やるときはやるってシチュ大好きですよ。実は純真な女の子もいいですね!
コレ、順調に出てたら「なんて狙いすましたタイトル!」なんて印象は持たなかったような気がするんだけどなぁ。ま、いいか。

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先輩とぼく2 沖田雅

先輩とぼく (2) 作:沖田雅 イラスト:日柳こより (電撃文庫)

先輩とぼく〈2〉 (電撃文庫)

いやー、相変わらずオバカ・プラス伏線が丸く収まる短編集。ちょっといい話的しあわせラストも相変わらずでよいよい。

ちょっと身体が小さいことを悩んでいた少年と変人美人女子高生が入れ替わっちゃったこの物語、一人称が一人増えて、めでたく三角関係成立。先輩が企んでいた「奥様は女子高生」シチュは免れたものの、変わる状況もすかさず自分好みに話を進ませるつばさ先輩暗躍でますます大騒ぎ。大丈夫かはじめくん、突っ込みすぎて死なないでよ? というくらい突っ込み人口が足りてない。

それよりも隣の妹ルート→正統派幼馴染みルート→マリみてお姉さまルートとお約束を突っ走りつつどんどんそれていく嵐ちゃんはベタを押さえつつ大暴れで、タッキーなんか霞む霞む。ナルシストなんて存在感すらない。
その中で異彩を放っていたのはやっぱりお爺さんか。電柱に立ってるし。
とはいえなんでこれが感動のラストにまとまっちゃうんだろうねぇ。そのラストですら落とされてたけど。

ちなみに固有名詞は某団体とは関係なく、これだけ集まったのも偶然だそうです。へー。まぁタッキーなんてファンに見せたら怒られそうだし。
そりゃあ一族郎党と幼馴染みにまでこの本の作者だってばれちゃったらつらいよなあ。強く生きてください。
このままどこへ突き進むのやら。

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先輩とぼく 沖田雅

先輩とぼく 作:沖田雅 イラスト:日柳こより (電撃文庫)

先輩とぼく (電撃文庫)

クリスマスイブに憧れのつばさ先輩とUFOウォッチングに出かけたぼくは、宇宙船に攫われしまい、身体を調べられた後ヤ○ルトで泥酔した乗組員はぼくとつばさ先輩の脳を入れ替えて返してくれました。順応性のあるぼくたちの周りの人たちは何の戸惑いもなく受け入れてくれたみたいです。そしてぼくたちの奇妙な生活が始まりました。

第10回電撃ゲーム小説大賞『銀賞』受賞作。
うーん、そりゃ家族バレしたくない小説だ。近所の子供に読書感想文なんか書かれた日にはそりゃ身投げしたくなるかも……てな感じにおバカな小説。なんてったって設定が「T○タッ○ルの超常現象の特番で、○沢編集長が大○教授を論破する世界」(byあとがき)ですもん。部活の名前が「凰林ミステリー研究会」略してOMRですもん。キバヤシかい。

つばさ先輩は頭がよくて意地悪で、パタリロ並に扱いが大変な人。面白いと思ったことは即実行に移します。超戦隊シリーズの衣装で怪人逮捕したり、不良退治したり。
その戦隊を形成する仲間も絵に描いた様なライバルと親友とナルシストと、スタッフに便利な和製オタクと金髪美少女オタクと、それにツッコミを入れまくる美少女のぼく。

短編タイトルが16もあっていつまで続くねん、と思ったころには最後がちゃんと繋がって、それもちょっとあったかい気持ちにさせてくれますな。いや、ベタで実によい。

にしても、山ごもりさせられるほどの家庭環境でオトコを鍛え上げられてるのに、ショタで入れ替わったあとも一通り乙女ができるはじめ君がスバラシイ。料理も編み物もできるなんて。そして先輩が入って意地悪そうな笑みを浮かべてもかわいいはじめ君の身体もよい! うわー字面が卑猥だ。
そして4巻とかネコミミつけてるし。どこまでもはじめ君の苦労は続きそうです。ガンバレ。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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