陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂幸太郎
陽気なギャングの日常と襲撃―長編サスペンス 作:伊坂幸太郎 (ノン・ノベル)
ISBN : 4-396-20813-8 発行年月 : 2006.5
陽気なギャング続編。今回は「襲撃」は銀行強盗じゃないけど、(やることはやるんだが)それぞれが日常にかかわった人々に関する一つのトラブルを処理=なんだか人助けなんかしようとしてしまう4人組。今回も絡み合う伏線で、最後までハラハラ。前回とかぶった部分があったような気がしますが、それがなかったら陽気なギャングのような気がしないし。短編を改変して長編の第一章になったらしいのですが、むしろ短編だったころはどんなオチが付いてたんですか? と疑問です。伏線だらけの第一章にしか見えないよー。
大どんでん返しの構成もいいんだけど、こう、ウィットにとんだ会話がいいよねぇ。特に響野と久遠がいい。響野と成瀬でもいいんですけど。聞いたこともないけど説明されるとなんだか納得できてしまうことわざとか。恐怖新聞とか。
「ん? コレは伏線だ!」と思ったところに紙を挟みまくってたらたくさん挟まれすぎてよくわからなくなりました。連続で3ページとかあるし。で、そうだったところもあるし違うところもありました。
あれ? 幻の女は?
で、「借りたお金はちゃんと返さないと、俺みたいなのがしつこく来ることになるんだからさ」っつーセリフはどっかで読んだ覚えがあるんだけど思い出せない。花畑なんてどっかに出てきたっけか? 重力? 仙台ともリンクしてますか?
じゃっ、続編も堪能して満足したので映画行ってきます!
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